15インチ型MacBook Pro(2018)の「Core i9」モデルに排熱問題かーー高負荷作業で大幅なクロックダウン
YouTuberのDave Lee氏が、「MacBook Pro 15 (2018) – Beware the Core i9」という動画の中で、15インチ型MacBook Pro(2018)の「Core i9」モデルで高負荷な作業を行うとCPUの大幅なクロックダウンが確認できていると報告している。
「Core i9」モデルは本来、ベースクロック数が2.9GHzとなっているが、Lee氏のテストによると、「Adobe Premiere」によるレンダリングを行った結果、クロック数は平均して2.2GHzまで落ちていることを指摘。下記ツイートではクロック数が急降下していることが確認できる。
dat throttle pic.twitter.com/QiCK2byxEi
— Dave Lee (@Dave2Dtv) July 16, 2018
冷凍庫に入れて同じテストを行うと結果が劇的に改善される
同じテストをWindowsゲーミングノートPCである「GIGABYTE Aero 15X」で行うとベースクロック数が2.2GHzのところ、3.1GHzまでオーバークロックしている。高負荷な作業を行う場合は本来こうあるべきところ、「MacBook Pro(2018)」の「Core i9」モデルには排熱問題があり、正常に動作していない可能性がある。

これが排熱問題であることを裏付ける方法として、Lee氏は「MacBook Pro(2018)」を冷凍庫の中に入れ、同じレンダリングを実施。

その結果、39分37秒掛かった作業が27分18秒にまで短縮していることが確認できている。

これらのことから、「MacBook Pro(2018)」の「Core i9」モデルはそのCPU性能をフルに活かすことができていないということになる。
実は僕も「Core i9」モデルが手元にあるのだが、まだ使い始めたばかりでそのようなクロックダウンには遭遇していない。僕はエレコム製2WAY USBクーラー「FAN-U177BK」で強力冷却しているが、必要に応じてファンを追加するなどの対策を取るようにしたいと思う。
なお、MacBook Pro(2017)に「Blackmagic eGPU」を繋いで4Kディスプレイを2枚出力していたが、本体のGPUを全く使わないため、MacBook Proが以前ほど熱を帯びなくなり、とても快適になった。
Lee氏もMac本体のみでレンダリングを行っていたようだが、eGPUを使用することによって少し異なる結果が出てくるかもしれない。
Macの公式情報・購入ページ
- ノート型Mac ▶ MacBook Air / MacBook Pro
- デスクトップ型Mac ▶ iMac / Mac Pro / Mac Studio / Mac mini
- 各モデル比較 ▶ Macを比較
- Macアクセサリ ▶ Apple公式ストア / Amazon
- 整備済商品(公式の新中古品) ▶ Apple公式ストア(整備済み商品とは?)
- 学割(教員・PTA役員も対象) ▶ 学生・教員向けストア(学生・教職員向けストアとは?)
もっと読む

MacBook Proの”大刷新”、ベースモデルはお預けか。有機EL&薄型デザインはM6 Pro/Max限定の可能性

Appleの2026年、新製品ラッシュに期待。15製品投入で”折畳iPhone”も登場か

M5 MacBook Pro レビュー:Airを引き離した

MacBook Pro、2026年に”史上最大の進化”へ。ノッチ廃止の有機ELタッチスクリーン搭載で完全刷新か

M5 MacBook Pro、正式発表。メモリ帯域幅30%増&AI性能3.5倍、でも価格据え置き

Apple、新型M5 MacBook Proの発表を予告。「パワフルな何かがやってくる」

2026年のMac発表ラッシュが判明。M5 MacBook Pro年内発売、M6では有機EL採用か

M5 MacBook Pro、10月発売の可能性浮上。M4モデルの供給制限が示唆

FCC、AppleのM5 MacBook ProとiPad Pro詳細情報をリーク。発売前に型番が判明

M5シリーズMacBook Pro、新型ディスプレイの足跡が聞こえる。有機EL&タッチ対応Macは2026年?

有機EL搭載MacBook Pro、2026年後半登場を示唆する新情報

Apple、2026年前半に史上最大規模の新製品ラッシュを敢行か。iPhone 17eから折りたたみまで7製品が一斉登場

Apple、2026年末までに15の新型Mac開発中!M5・M6チップ搭載の全ラインナップが流出

M3 Ultraチップ搭載のMacBook Pro、どうやら存在していたらしい

”ちょっとデキるMac”がほしいならM4 MacBook Proを買おう。Airより推したいポイントも

僕らが待つべきMacBook Proは2026年モデルか。期待できる5つの大刷新

Apple製品に予算を割くならiPhoneよりMacを選ぶべき理由

14インチMacBook Proはエコノミークラスで使えるのか。実機検証レポート

M5チップ搭載の新型iPad ProとMacBook Pro、2025年後半に登場か

