AppleシリコンのMacBook Proに期待していること
Appleがハードウェアとソフトウェアを完全に支配するMacがついに生まれる
Appleシリコンを搭載したMacは年内に登場する。噂によれば、13インチ型MacBook Proと24インチ型iMacが初の”脱Intel”Macになるそうだ。
年内にMacを買い換える予定だった人は、買い換えのタイミングが難しい。「欲しい時が買い時」とは言うが、数年間は使い続けるマシーンを選ぶ上で慎重にならざるを得ない。
僕は、Appleシリコンが内蔵されMacBook Proが登場したら間違いなく買う。アーキテクチャーがApple純正に変わることで、ハードウェアとしての劇的な進化に大きな期待を寄せているからだ。
”iPad Proのようなコンパクトさ、Mac以上のパフォーマンス”に期待
AppleシリコンのMacBook Proに最も期待したのは、本体を薄く、軽く、コンパクトに仕上げながら現行機種と同等またはそれ以上のパフォーマンスを発揮してほしい。
Appleは発表の中で、iPhoneおよびiPad向けのチップ開発経験を活かし、消費電力を抑えながら高いパフォーマンスを実現すると語った。iPad Pro(2020)のA12Z Bionicは、8コアCPU、8コアGPUを内蔵。ファンレスで薄さ5.9mmの筐体でありながら、4K動画をサクサク編集し書き出すことが可能だ。
Apple情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏によると、Appleシリコン内臓の13インチ型MacBook Proは現行モデルと似た外観になると予測しているが、薄型化する可能性はある。
iPad Proと同様にファンレスも考えられる。ファンレスになればより薄型化され、1kg以下のMacBook Proも夢ではないかもしれない。
Bloombergによると、Appleは8つの高性能コアと4つの高効率コアから成る12コアチップをMac向けに開発しているという。Macのデスクトップモデルを上回るパフォーマンスが期待できる。言葉どおり、”持ち運べるデスクトップマシーン”になってしまうかもしれない。
必要最小限の発熱と公称値通りの電池持ち
高性能ノートパソコンにとって永遠の課題は発熱。16インチ型MacBook Proも例外ではなく、僕は冷却台と卓上扇風機で徹底冷却している。夏場はキートップが熱くなりすぎるため、外部ディスプレイに出力しながらの使用は不可能だ。
iPad Proは、動画を再生していると本体がじんわりと熱くなる。iPhoneも、カメラの長時間使用で発熱する。より高いパフォーマンスが発揮できるMacBook Proが熱くならないことは不可能だが、発熱が抑えられてほしい。
また電池持ちが公称値通りになることも期待している。16インチ型MacBook Proは11時間と発表されているが、11時間も持つことは買った当初から一度もない。
新しいMacの時代が楽しみで仕方ない
Appleは年内に発表予定のAppleシリコン搭載Macの詳細を明らかにしていないが、Apple情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、13インチ型MacBook ProのAppleシリコンモデルが年内に登場すると予測。同時にIntelモデルの生産が廃止されるという。
Appleは、14.1インチ型MacBook Proを準備中と噂されている。Ming-Chi Kuo氏の予測通りIntelモデルの生産を終了するならば、14.1インチモデルがAppleシリコンを搭載している可能性がある。実現すれば、即買いだ。
僕は、特にMacのパフォーマンスに困っていない。それでもAppleシリコン搭載Macに期待を寄せているのは、Macの新しい時代の幕開けだから。
ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のCraig Federighi氏は、Daring Fireballの公開ポッドキャスト収録で、「AppleはMacを軽視している」「AppleにとってMacは以前ほど重要視されていない」などの意見に対し、「それはあり得ない」と笑いながら反論。「MacはAppleのDNAの中にある」と語り、Macの将来に自信を見せた。
また改めてiPadとMacの融合を否定。iPhone/iPadマーケティング担当ヴァイスプレジデントGreg Joswiak氏は、「個別に成功している異なるプラットフォームを融合させる意味はない」とコメントしている。
macOSバージョンも11.0になり、ソフトウェアのメジャーアップデートとともに、Appleシリコン搭載Macの時代がスタートする。Mac史上初めて、Appleがソフトウェアとハードウェアを完全に支配するプラットフォームの未来が楽しみで仕方ない。
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はいそれはもう超正解だと思います笑 結局Intelも何年も先までサポートすると明言しているので、焦って買い換える必要性は全くないと思います!
MacもiPhoneもiPadもApple WatchもAppleの初期型は基本スルーが正解ですが、飛びつく人達のお布施とデバッグで改善されるので、2世代目を自分は買います。
個人的には「絶対に買う!」くらいのつもりではありますが、今のところは全く冷静な感じで、AppleSilicon版Macbookのラインナップが見えてから考えたいと思ってます。iOSやiPadOSのアプリ利用などはかなり魅力的に感じます。ゲームもラインナップ豊富なので、Macのゲームに弱いイメージも払拭できるんじゃないでしょうか?
ただ、今年はMBAのキーボードがシザー式になったので飛び付くように購入しました。これがAppleSilicon版への移行に伴い、スリム化のためにとバタフライ式が復活するなら「絶対に買う(?)」になるかもしれません。
不具合さえ解消されればバタフライ式がベストだからAppleはバタフライ式を諦めてない、との噂がありますが、この噂が私を冷静にしてくれているようです。
従来のdGPU非搭載モデルはGPU一体のAppleSillicon搭載でグラフィックス性能の向上が期待されますね。
MBP13とかMacminiでちょっとしたdGPU並みのパフォーマンスが出せるのであればグラフィックス性能のためにMBP16やiMacなどを無理して買う必要がなくなってうれしい。外部モニタだけ追加すればOKですね。
逆にdGPU搭載モデルの場合はAppleSillicon内蔵のGPUがNVIDIAやAMDと同等以上のパフォーマンスが出せるのか?Adobe製品に代表されるプロ向けツールがどれだけmacOS(MetalAPI)に最適化されるか?が懸念材料ではありますね。
確かにディスプレイ技術の進化も、Appleシリコンを搭載することでCPU・GPU間の連携がより強化され、噂されているミニLEDやLiquid Retinaディスプレイの採用もあり得るかもしれませんね!
個人的には、音質と画質が別次元になる事を期待しますねー。音質はもうやる事無いですけど(正に直線の超フラット変換精度なので)画質はまだまだ技術的に先がありますしねぇ。