16インチ型MacBook Pro、9月に発表か
3,072 x 1,920ピクセルのディスプレイを搭載、有機ELではなく液晶を採用か
Appleは今年9月に16インチ型MacBook Proを発表するとの予想を、IHS Markitのコンシューマー・エレクトロニクス担当アソシエート・ディレクターを務めるJeff Lin氏が発表している。
Forbesによると、16インチ型MacBook Proは3,072 x 1,920ピクセルのディスプレイを搭載し、ディスプレイは有機ELではなく液晶。ディスプレイのサプライヤーはLG Displayになるとのこと。
13インチ型MacBook ProとMacBook Airの新モデルも
今年2月にMing-Chi Kuo氏はデザインを刷新した16〜16.5インチ型MacBook Proが2019年に発売されると予想していた。その後、ミニLEDディスプレイを搭載した15〜17インチの新型MacBook Proを2021年発表するとの予想を発表。
これらの予想が同じモデルを指しているかどうかは分かっていない。
また、Lin氏によれば、13インチ型MacBook ProとMacBook Airもアップデートが用意されると予想している。
同じくMing-Chi Kuo氏は今年2月、13インチ型MacBook ProのRAMは最大32GBまで搭載可能になるモデルが投入されると予想していた。
これまでの傾向と今後の予定を考えると、年内発表の可能性は低い
ここまで見て分かる通り、今回の予想は過去にMing-Chi Kuo氏が今年2月時点で明らかにした情報との違いはほとんどない。
そもそも、これまでの傾向を考えると9月にはiPhoneとApple Watchが発表されることが通例。同時にMacが発表される可能性は極めて低いと考えられる。
さらに、Appleは今年5月に最大8コア搭載のMacBook Pro(2019)を発表したばかり。今秋にはMac Pro(2019)とPro Display XDRの発表も控えている中、大幅刷新されたMacBook Proを披露する可能性はあまり高くないように思える。
MacBook Pro(2019)には発表されて間もない、最新の第9世代Intel Core i9プロセッサを搭載している。16インチモデルという大幅刷新モデルを投入するのであれば、その時最新のCPUを搭載していなければインパクトに欠ける。
年内にアップデートがあるとしたら、筐体やCPUはそのままで、GPUがアップグレードされたモデルが投入されても不思議ではない。
というのも、Appleは7月にMacBook Pro(2018)を発表したと思ったら、その3ヶ月後にdGPUとして「Radeon Pro Vega 16/20」が選べるオプションを提供することを発表したからだ。同じ流れが用意される可能性はゼロではない。
確かに今月、Appleは未発表の新型MacBookをEECに登録したことが報じられていたが、やはりこれはは2017年6月からアップデートされていない12インチモデルを指している可能性が高いと見られる。
MacBook Proが今欲しいのであれば、買うタイミングとしては悪くないように思える。