macOS Venturaで写真アプリを使わずに画像の背景を削除する方法

iOS 16の新機能に追加された写真の被写体を切り抜き、貼り付けられる”雑コラ量産機能”は、macOS Venturaの新機能としても追加されている。iPhoneやiPadは写真アプリで被写体を長押ししドラッグすることで被写体を分離し、Macは右クリックで出現する「被写体をコピー」メニューを選択すれば利用できる。

写真アプリ内の画像を切り抜きたい場合は良いが、フリー写真素材を切り抜きたい場合は不便。Macでは、写真アプリを使わずに被写体を切り抜く方法がある。

「クイックアクション」の「背景を削除」から利用できる

背景を削除したい画像を選択し、右クリックで出現するメニューの中から「クイックアクション」を選ぶ。画像の回転、マークアップ、PDFの作成、イメージの変換などに加えて、新たに追加された「背景を削除」をクリックする。

クリックすると、画像ファイルがある同じ場所に「（元のファイル名）の背景が削除された.png」というPNGファイルが出力される。

Appleの被写体切り抜き機能の精度は恐ろしく高い。写真アプリに入れる手間が省けることで、雑コラが量産し放題だ。「シャンパンで乾杯の写真素材」が……

「絶景の山頂で嗜むシャンパン」の写真素材になってしまう。

フリー素材モデルの大川さんをのぞき犯にすることもできれば……

元素材：「個室の檜風呂に浸かる女性の写真素材」

記念日に喧嘩して彼女にビンタされている前で、呑気にドライヤーさせることもできる。

元素材：「記念日に喧嘩して彼女にビンタされる男性の写真素材」

ゴリミーでは、ぱくたそのフリー写真素材を使った画像を制作する機会が多い。従来はPhotoshopなどを使った背景を削除していたが、今後はmacOSに組み込まれた機能を利用すれば良さそうだ。