「macOS Sierra 10.12.2」、バッテリーの残り時間を非表示に
本日、Appleは「macOS Sierra 10.12.2」を正式にリリースした。バグフィックスやパフォーマンスの改善がメインとなっているが、その中で地味に変わった点がある。
それはバッテリーの残り時間が非表示になった点。「macOS Sierra 10.12.2」ではバッテリーアイコンをクリックしてもこの表示がされなくなっている。
特に新型MacBook Proでは公称値である10時間も使い続けることができないと不満が続出していたが、なぜAppleはあえてその表示を消したのだろうか。
非表示にした理由は「正確ではないから」
理由は至ってシンプル。表示内容が正確ではないから。
Appleはパーセンテージ表示は正確であるとThe Loopに明らかにしている。残り時間の表示はユーザーの使い方によって大きく変動するため正確な時間を表示し続けることが難しいことから、非表示にすることを決めたという。
こちらが「macOS Sierra 10.12.2」にアップデート後の表示。確かに「残り:◯◯:◯◯」という表示がなくなっている。
正確に表示しているパーセンテージと不正確に表示されている残り時間が共存するのはユーザーにとって分かりにくい。であれば、正確に表示されているパーセンテージのみを残そう、という決定が下されたのが今回のアップデート内容。
どうしても残り時間を見たいという人は「アクティビティモニタ」でチェックしましょう。「エネルギー」タブの下の方に表示されている。
Apple純正アプリを含めて今までよりもコンピューターで行われる操作は複雑化し、バックグラウンドで行われている動作も増え、かつてはパーセンテージと変わらない正確さだった残り時間の精度が落ちてきてしまっていたのかもしれない。
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