全米が泣いた!T-Mobileの音楽ストリーミングサービスによるデータ通信量を無料にする「Free Music」が素晴らしい
音楽ストリーミングサービスが普及するか否かは通信キャリアに掛かっている部分が大きい。日本国内では誰でも使用できる公共Wi-Fiは充実していないため、毎月の通信制限を気にしながら使わなければならないからだ。
ストリーミング再生なんてもっての外。経験上、予めキャッシュしてオフライン再生を可能にしなければたやすく通信制限に引っ掛かってしまう。
ところが、T-Mobileは違う。音楽ストリーミングサービスの利用によって発生する通信量を毎月のデータ通信量の対象外とする「Music Free」と呼ばれるサービスを提供しているそうだ!
PandoraやSpotifyに加え、Apple Musicも対応
通信量無料で音楽ストリーミングサービスが堪能できる。通信キャリアとしてはコストが跳ね上がるリスクがあるが、ユーザーとしてもアーティストとしてもこの姿勢は大歓迎だ。
T-Mobileの「Music Free」はインフラを提供する立場として、ユーザーが音楽ストリーミングサービスを利用しやすい環境作りに大きく貢献していると言えるだろう。現在、33種類の音楽ストリーミングサービスが「Music Free」の対象となっている。今回追加された「Apple Music」に加え、「Spotify」や「Pandora」、「Google Music」や「Rdio」なども含まれる。
音楽ストリーミングサービスを使いたいが、通信量制限に引っ掛かるのが怖くてストリーミング再生は使えない。その問題を通信キャリアとして解決したのが「Music Free」というサービス。是非とも国内通信キャリアにも見習ってもらいたい。
ところで、T-Mobileと言えば以前、ソフトバンク傘下になったSprintが買収を試みたものの断念した通信キャリアでもある。連邦通信委員会(FCC)からの同意を得ることが難しいと判断したことが理由だとされている。
「Music Free」を提供するような企業の買収を試みたソフトバンクには期待したいところだが、一向に3日間1GBの通信制限を解除する姿勢が見られないことから難しいのだろうか。キャッシュではなくストリーミングで音楽を聴ける環境が整備されることに期待したい!
(via Cult Of Mac)