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【レビュー】「Klipsch STATUS」ーー音楽を丁寧かつ本格的に楽しみたい人のためのヘッドホン

Klipsch STATUS White

ベースが鳴り響くクラブミュージックやエレクトロサウンドが好きな人はこのヘッドホンのターゲットではない。アコースティックミュージックやジャズ、インストやアカペラなど、音楽の一音一音を丁寧に味わいたい人が今すぐにでも購入するべきヘッドホンだ。

現在、僕はゼンハイザーの「MOMENTUM On-Ear Samba」を使っている。必要以上に派手で気に入っている。

ただ、使い続けているうちに直面した問題点がある。それは長時間付けていると耳元が押さえ付けられて痛くなるということ。オンイヤーヘッドホンという性質上仕方がないのだが、今年はオーバーイヤーヘッドホンに興味が湧いてきた。

昨日、縁あってフロンティファクトリー株式会社様から「Klipsch STATUS(クリプシュ・ステータス)」のホワイトモデルをお借りすることができた。

Klipschはアメリカ最古のオーディオメーカー。公式ページによると、世界最高水準のオーディオ研究開発所を所有していることから、本格的なオーディオ機器の開発が可能となっているようだ。

使い始めてからたった半日しか経っていないが、風呂と食事以外は付けたまま音楽を流し続け、「Klipsch STATUS」の付け心地や音質をじっくり試してみた。普段聴いている音楽を流すだけではなく、「MOMENTUM On-Ear Samba」と聴き比べもしてみた結果、「Klipsch STATUS」は個人的にも欲しい素晴らしいヘッドホンであるという結論に至った。

その魅力について続きで紹介する!

「Klipsch STATUS White」の外観レビュー

まずは「Klipsch STATUS White」の外観レビューから。こちらが左側。ボディは高いグリルアミドから構築されているとのこと。
Klipsch STATUS White

ヘッドホンの上部。実は一見ただのホワイトカラーに見えるが、クローズアップで見ると薄くラメが入っているため、光に照らされると反射して綺麗。決して女性のネイルやお化粧にあるようなラメではないので、男性の皆さん、ご安心を。
Klipsch STATUS White

こちらが右耳側。
Klipsch STATUS White

下側もチェック。写真では右側になっているが、左耳側に着脱式のケーブルが接続する仕様になっている。
Klipsch STATUS White

そして僕にとって念願とも言えるオーバーイヤータイプのイヤピース。耳の上に置くのではなく、耳を覆い被さるように置くため、長時間付けていても疲れがない。特に僕の場合はピアスもしている上にメガネも掛けているので、この形は負担が少なくて助かる。イヤピースは低反発素材を使用している。
Klipsch STATUS White

ケーブルが着脱式であることに加え、このようにして本体を折り畳むことができる。持ち運ぶ際には専用のケースに入れてしまえばポータブルで省スペースなのも良い。
Klipsch STATUS White

こちらがケーブル。僕はリモコン付きのケーブルを使っているが、リモコン無しのケーブルも用意されている。
Klipsch STATUS White

ケーブルが非常に頑丈な作りになっているのも良い。断線しづらそうなしっかりとしたケーブルだ。長さは1.5メートル。正直、少し長過ぎるので、ポケットの中にしまう必要がある。
Klipsch STATUS White

これがリモコン。操作用ボタンが1つと上下に音量調整ボタンがある。Apple純正のイヤフォンと同じ仕様。
Klipsch STATUS White

これが専用のケース。ケースそのものはシンプルな作りとなっているため、単純に持ち運ぶための入れ物として機能する。
Klipsch STATUS White

「Klipsch STATUS」を入れるとこのようになる。ケーブルは隙間などに入れれば問題ない。
Klipsch STATUS White

公式のプロモーション動画もあったので、こちらからどうぞ!

実際に「Klipsch STATUS」を付けてみた

ヘッドホン単体を見たところで、デザイン的に自分に合うかどうかは分からない。実際に僕が「Klipsch STATUS」を付けてみたので、サイズ感やデザインなどの参考にしてもらえればと思う!

Klipsch STATUS White

Klipsch STATUS White

Klipsch STATUS White

Klipsch STATUS White

これを僕が自分撮りしているところを想像しただけで愉快だろう、そうだろう…!いやあ自分撮りは難しいですな…。

「Klipsch STATUS White」の良いところ

さて、続いて「Klipsch STATUS」の気に入ったところや良いと思ったところを紹介したいと思う!

耳を覆うように付けられるので付け心地が良い

やはり僕にとって重要なのは付け心地。普段仕事するときは無音で仕事をすることの方が多いが、出先で仕事をする場合は集中するために音楽を流しながら作業することもある。冒頭でも触れたように「MOMENTUM On-Ear Samba」は長時間付けていると耳が痛くなるようになってきた。

その点、「Klipsch STATUS」はオーバーイヤーという作りのお陰で長時間付けていても辛くない。メガネのフレームも押し付けられなく、ピアスにも触れずとても良い。

ケーブルが丈夫

最近は減ったが、僕は昔すぐにケーブルを断線してしまう癖があった。それを解決するために一時期ワイヤレスヘッドホンを使用していたこともあったぐらいだ。

「Klipsch STATUS」に同梱されているケーブルは丈夫というだけではなく、着脱式となっているため、万が一ケーブルが壊れたとしても本体を丸々交換するのではなく、ケーブルを交換すれば済む。さらにはリモコン付きとリモコン無しのケーブルが用意されているため、最悪片方が断線してしまってももう片方を利用すれば問題ない。

音の解像度が異常に高い

「Klipsch STATUS」を使っていて最も驚いたのは今までのヘッドホンでは聴こえてなかったような音がしっかりと聴こえてくること。これは当然素晴らしいことではあるが、音源の音質が低いと非常に粗が目立ち、これまで聴いていた音源が逆に音質が悪いようにも聴こえてしまうということがある。

ロックからエレクトロサウンド、アコースティックからアカペラなど、僕が普段聴いている幅広いジャンルのアーティストを片っ端から再生してみたが、特に1つ1つの音がハッキリと聴こえるとリアリティが増すアコースティックな演奏が栄えるように感じた。

「Klipsch STATUS White」の気になるところ

「Klipsch STATUS」は個人用としても欲しいぐらい気に入っているのは事実だが、当然完璧ではない。以下に気になる点をいくつかまとめておく。

ヘッドホンそのものが重い

個人的に最大の欠点だと感じているのはこのヘッドホンが重いということ。重さは328g。「MOMENTUM On-Ear Samba」は159gとなっているため、約2倍の重さだ。長時間付けていて耳は疲れないが心なしか首が疲れるような気がしている。慣れの問題かもしれないので、この点については引き続き使ってみて使用感を試したい。

思っていたほどファッショナブルではない

実際手にするまではその見た目のデザインも期待していたのだが、実際手にしてみるとフォルムや形、使われている素材も一流であるようには感じつつも、そもそものサイズが大きいせいかゴツゴツしていることが気になる。人によっては全く気にならないと言う人もいると思うが、ヘッドホンを使っていない時も首からぶら下げる僕としては非常に重要な問題だ。音は好みではないが、ファッション性だけで言えばBeatsのヘッドホンはやはり格好いいと思う。

フラットな音作りのため、低音が物足りなく感じることもある

僕は基本的に低音が少し多めの方が好きだが、Beatsのような低音を必要以上にブーストするヘッドホンは曲によっては良いが、作業BGMを流す場合は低音が多すぎて長時間聴いていると疲れてしまう。

「Klipsch STATUS」は非常にフラットな音作りになっている。すべての音域がバランスよく出ているからこそ、普段聞き慣れている曲の低音が物足りなく感じることも多かった。色々と調整した結果、どうやら音量を下げすぎると特に低音不足は顕著に出るようで、通常のヘッドホンよりも音量を気持ち上げると程良いバランスになることが分かってきた。

「Klipsch STATUS」は「買い」か?今のところ、「買い」だね!

では最終的に行き着くのは「Klipsch STATUS」が「買い」なのかどうか。僕はこの半日間使い倒した結果、「買い」と言う結論に至った。

聴き始めた時は本来聴こえると思っていた音楽が違う形で聴こえてきたため、「音が悪い」「期待外れ」だと思っていた。ただ、それは使えば使うほど自分が「Klipsch STATUS」の異常に高解像度な音に耳が慣れていなかったということが大きいということが分かった。一旦「Klipsch STATUS」の音に慣れると他のイヤフォンやヘッドホンを試しても音数が足りないように感じてしまうので不思議だ。

そして音も余計なエコライジングがされていないところもとても良い。僕が聴いている作業BGMはアコースティックだったりクラシックだったりするのだが、それらを聴いていると1つ1つの音がしっかりと聴こえる。オーバーイヤー型という形状のせいで音の広がりもあり、音楽が今まで経験したことがないような形で楽しめている。

冒頭でも書いたが、「Klipsch STATUS」は音楽の一音一音を丁寧に味わいたい人が今すぐにでも購入するべきヘッドホンだ。クオリティが高い分値段もそれなりに高いが、確実に良い音楽を楽しむことができるだろう。

以下に僕が今回「Klipsch STATUS」で聴いた曲の中で特にヘッドホンの能力を発揮していると感じたオススメの曲を数曲ピックアップしたので、チェックしてみるべし!

「Klipsch STATUS」で聴くべきオススメの音楽

数時間使い続けた結果、「Klipsch STATUS」で聴くとより栄える曲というのがある程度分かってきた。冒頭でも紹介した通り、やはりアコースティックな演奏形態の方がそれぞれの音がハッキリと聴こえてとても楽しい。

本記事の締めくくりとして、今回僕が聴いてた音楽で「Klipsch STATUS」と相性が良かった曲を紹介する!参考にどうぞ!

The Piano Guys


→Pia-no-jaC←(ピアノジャック)


2CELLOS

Naturally 7


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更新日2017年11月29日
執筆者g.O.R.i
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