飾り棚の主役にMarshall EMBERTON III。飾りたくなるデザイン、期待以上の迫力サウンド
防水防塵仕様、マルチポイント接続に対応。屋内で使用しても満足できる1台
僕のデスクには収納力を向上する目的で、WORLD GADGETSデスクシェルフを設置している。それまで使っていたGrovemade製のデスクシェルフはスタメンから外れたものの、IKEA製の人気棚「KALLAX」の上に設置することで”第2の人生”を歩んでもらっている。
デスクの上にあるデスクシェルフは作業しながら把握したい情報やアクセスしたい小物やガジェットに手がすぐ届くような配置になっているが、KALLAXの上に設置したデスクシェルフは主にディスプレイ用と小物の収納用となっている。現時点では最適化する方法を模索しており未完成だが、いずれ最適化の方法などを紹介したいと思う。
ワイヤレススピーカー「Marshall EMBERTON III」だ。
メーカーより1台提供してもらったので、紹介する。
飾りたくなる見た目。光る輝くMarshallのロゴ
ポータブルスピーカーは、迫力サウンドをいつでもどこでも持ち運べることが魅力。しかし実際は家の中で使用する機会が圧倒的に多い。よって、スピーカーとしての見た目は所有欲を満たす上で極めて大事なのだ。
Marshall EMBERTON IIIは見た目が格好良い。前面側には存在感のあるMarshallロゴ。網状のデザインは高校時代、軽音部の部室に見た景色を思い出す。
サイズからは想像できない厚みのある低音、迫力サウンド
Marshall EMBERTON IIIの使い始めは一般的なBluetoothスピーカーと同じ。ペアリングを開始して好みの音楽を流すだけだが、専用のアプリをダウンロードしておくことで、イコライザーを予め用意された3つのプリセットから選択できる仕組み。ファームウェアのアップデートなども提供される。
アプリのメインタブは、イコライザ、バッテリー保護機能、バージョン情報の3つのみ。バッテリー保護機能は最大充電、温度、充電スピードをアプリが制御することで内蔵バッテリーの寿命を伸ばしてくれるという仕組みだ。
Marshall EMBERTON IIIは、見た目の格好良さに遜色ない迫力のあるサウンドを提供してくれる。自宅内では十分な迫力が楽しめるため、開けた屋外でも満足度の高いサウンドが期待できるだろう。IP67の防水仕様を満たしており、川や湖など水の近くでも安心して使える。
とにかく低音が深い。重い。しかし低音重視で他の音域がおろそかになっているような印象もない。デスクではサブウーファーを別途用意したスピーカーシステムを構築しているが、その音圧に慣れた僕でも「これは良いな」と思えるサウンドだ。
これは危険だ。デンジャーゾーンへの入り口だ。このサイズで楽しめるのであれば、大きいサイズのスピーカーが欲しくなってしまう。
過去にMarshall Stanmoreを貸し出してもらい試した際には、音の迫力に感動していた。調べてみたところ、現在は「Stanmore III」まで進化しているようだ。
しかし僕はこのデスクシェルフに置けるスピーカーという位置付けで、Marshall EMBERTON IIIを使っている。サウンドにも満足している。使うことがないほどの大音量にしてみたが、音割れもなかった。
最大2台までのマルチポイント接続に対応しており、僕は手元にあるiPad Proから操作できるように設定した。電池持ちは最大32時間の連続再生、20分で約6時間の急速充電に対応しており、「使いたいときにすぐ使える、ずっと使える」が可能だ。
ポータブルスピーカーを探している人はもちろんのこと、限られたスペースに満足度の高いサウンドを楽しみたい人にとっても検討してもらいたい1台だ。