Google、MVNO事業に参入する計画を明らかに
【img via Talking on the Phone by MLazarevski】
昨年、GoogleのMVNO事業参入が報じられたが、その後しばらくお音沙汰なく2014年が終わり、今年に入ってから再度通信キャリアを準備しているという噂が立った。
本日、GoogleのSundar Pichai上級副社長が「MWC 2015」にてGoogleのMVNO事業参入を正式に認めたことが明らかになった!
数ヶ月以内にローンチ!まずは小規模でテストする予定
現在準備中のMVNOサービスは数ヶ月以内にローンチ予定。ついにGoogleがインフラさえも支配する世の中になってしまうのか、と思いきや、Pichai氏曰く、まずは小規模でテストする予定であるとコメントしている。
実はこの流れ、GoogleがNexusシリーズのスマートフォンや「Google Fiber」と全く同じだ。「Googleならこうする」というアイディアや仕組みを提供し、それぞれの業界が向かうべき方向の指針となることを目的としている。
例えば、GoogleのMVNOサービスは通話中に切断されてしまった時に自動的に再接続する機能を準備しているようだ。Googleとしてはこのような技術をキャリアも積極的に取り入れて欲しいと考えているのだろう。
3/ @sundarpichai gives example of a feature — when call drops, Google MVNO system automatically brings call back.
— Amir Efrati (@amir) 2015, 3月 2
現段階では小規模でテストすると伝えられているGoogleのMVNOサービスだが、アメリカの衛星放送サービスDish Network(ディッシュ・ネットワーク)と提携し、アメリカ全土を含む大規模なサービスとして展開する可能性も十分ある、とThe InformationのシニアエディタであるAmir Efrati氏は指摘している。
いずれにしてもGoogleのMVNO計画は数カ月後に明らかになる。もしかしたら「Google I/O 2015」で何かしら発表されるかもしれない。
(via Cult Of Android)