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iOS 13の注目するべき新機能や既存機能の改良点まとめ

待望のダークモード以外にも高いセキュリティ機能、パフォーマンスの向上、ミー文字やCarPlayの進化など盛り沢山

Top iOS13 features

Appleは6月4日、iPhone用の次期OSバージョンiOS 13を正式に発表した。従来はiPhoneとiPad用だったが、今回から「iPadOS」が登場したことにより、iOSは実質的にiPhone用のOSということになった。

iOS 13は「iPhone SE」を含む「iPhone 6s」以降のモデルをサポート。すべての機能が利用できるのは比較的新しいモデルに限定されるものの、2015年以降のiPhoneであれば最新バージョンにアップデートはできる。

iOS 13は待望のダークモード以外にもユーザーを第一に考えたセキュリティ機能、ミー文字の進化、「CarPlay」のメジャーアップデート、パフォーマンスの向上など、数えきれないほどの新機能が含まれている!

以下、iOS 13の注目するべき新機能や既存機能の改良点をまとめたので、参考にどうぞ!

まるでiPhoneを買い替えたような気分を味わえる新機能・変更点

待望のダークモードに対応

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iOS 13では待望のダークモードがついに利用可能に。わざわざ壁紙のトーンを落とす機能まで用意され、Dockも「Apple Music」アプリも「メッセージ」アプリも黒基調になる。なお、デベロッパーは日の出などの特定の時刻に合わせて自動的に有効するような機能も組み込めるとのこと。

このお陰で「iPhone XS/XR」など有機ELディスプレイを搭載するiPhoneは電池持ちが少し改善されることも期待できそう!

「写真」アプリが改良され、動画も編集可能に

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ここ数年間、毎年「写真」アプリの進化が発表されているが、蓋を開けてみたら「なんだこんなもんか」という思いになった人、いるのでは?

今回のアップデートは期待に応えてくれそう!まず、編集機能が改良され、より包括的かつ直感的になり、使い勝手が向上しそう。恐らく見た感じではMacと似たような編集ツールが追加され、iPhoneからもより細かい編集が可能になった模様。

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ポートレートモードにはポートレート照明の調整を「カメラ」アプリ上でできるようになり、光を近付けてたり遠ざけたりすることができる。新しいポートレートモードとして「High-Key Mono」も追加された。

さらに熱いのは、動画の編集機能が追加されたということ!動画の向きを変えたり、クロップしたり、色味の自動調整やフィルターにも対応!

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「写真」アプリの管理機能も強化されている。デバイス上の機械学習機能を利用して写真が見やすく整理される。ライブラリ全体から最高の写真を選び出し、不要な写真や類似の写真は自動的に非表示にしてくれるらしい。

この機能に関しては正直僕も半信半疑だが、Appleの機械学習が進化していることに期待しておこう。

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使い捨てメールアドレスが発行できる「Sign In with Apple」の誕生

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発表を見て思わず「これは凄い!」と画面に向かって言ってしまったのが、「Sign In with Apple」。

近年のAppleはユーザーのセキュリティに対するコミットが尋常ではないことで有名だが、iOS 13でもユーザーを守るための画期的な機能が発表された。

「Sign In with Apple」は、SNSのアカウントの利用やフォームへの入力、メールアドレスの確認やパスワードの選択などの代わりに、「Apple ID」だけを使って認証する仕組み。AppleはデベロッパにランダムなIDを提供することでユーザーのプライバシーを保護することができる。

壇上でもFacebookとGoogleを狙い撃ち。
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凄いのはその機能だけではない。アプリ利用時に名前とメールアドレスを求められる場合でも、ユーザーに代替となるランダムなメールアドレスが用意され、自分のメールアドレスを提供しなくても良い機能が用意されているのだ。
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しかも、このランダムに生成されるメールアドレスは、各アプリごとに用意される。
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Googleマップ対抗?純正「マップ」アプリが大幅改良

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Appleが独自の地図データを取得するようになってから「マップ」アプリは劇的に進化。より道路を網羅し、歩行者向けデータ、住所の正確性、土地情報データのすべてを向上しているという。

さらに、iOS 13には新しいベースマップと高解像度3D写真を活用し、都市の街路レベルの美しい画像をスムーズかつシームレスな遷移で表示できる「Look Around」機能が追加。要はGoogleストリートビューのApple版と言えばわかりやすいだろう。

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また、お気に入りのレストラン、旅行先、ショッピングのお店を友達と簡単に共有できる「Collections」や、自宅、会社、ジム、学校などよく行く行き先を起動画面から1回のタップで道案内してくれる「お気に入り」などの機能も追加されている。

進化した「マップ」は2019年末までに米国全体で、2020年にはほかの国でも利用可能になる。

AirPodsとiPhone同士ならタップで音楽を共有可能に

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AirPods」もiOS 13とともに進化する。新しいオーディオ共有機能を使うと、既に使っている「AirPods」とは別のペアをiPhoneまたはiPadに近付けるだけで、映画や曲を友達と共有できるようになる。

つまり、1台のiPhoneで2台の「AirPods」をつかって聞くことができるのだ!

Face IDによるロック解除高速化など、パフォーマンスの向上

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iOS 13アップデートするだけで「Face ID」の認証スピードが30%も高速化される。

さらに、アプリの起動速度も2倍に高速化され、アプリのダウンロード容量が50%削減、アップデートのデータ容量が60%も削減される。どういう魔法なんだ!

ミー文字のさらなるカスタマイズ、「メッセージ」アプリ以外でも利用できるスタンプ機能の登場

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アニ文字のアバター機能である「ミー文字」はiOS 13でさらに進化。より細かいカスタマイズが可能に。新しいヘアスタイル、帽子、ピアス、アクセサリーなどが追加されている。

さらに、ミー文字の作成をステッカーパックに変えることができる「ミー文字ステッカー」も登場。
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作成したステッカーはキーボードの中に追加されるため、なんとミー文字を「メッセージ」アプリ以外で使えるようになる!LINEで使うのが楽しみだ!(対応しているかわからないけど)
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使っている人には朗報!「CarPlay」がこれまでで最大のアップデート

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「CarPlay」はこれまでで最大のアップデートに!

「ミュージック」や「マップ」などを表示するダッシュボード、新しい「カレンダー」アプリ、他社製のナビゲーションおよびオーディオアプリに対するSiriのサポートなどが追加され、使い勝手が大幅に向上することが期待できる。
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現状では「ミュージック」アプリは表示もレスポンスも悪いが、iOS 13ではそれが改善されることに期待したい。
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「リマインダー」アプリが進化

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全体的に機能不足で使う気が起きなかった「リマインダー」アプリも大幅刷新!

リマインダーを整理したり確認する方法が増え、クイックツールバーにより、時間、日付、場所、フラグの追加やファイルの添付がより簡単に!「メッセージ」アプリとの連係が強化されている。

他にも便利機能が盛り沢山

iOS 13は世界で最も売れているApple製品を支えるOS。当然ながら新機能だけではなく、既存機能の改良も多数用意されている。

Siriは声がより自然になり、種類も増え、SiriショートカットにAutomations(自動化の提案)の機能が追加。音声だけでiPhone、iPad、Macを操作できる「音声コントロール」もSiriの音声認識テクノロジーを採用している。

「メモ」アプリは新しいGallery View、強力な共同制作を支援する共有フォルダ、新しい検索ツール、チェックリストオプションなどの機能が追加。文書のスクロール、カーソルの移動、テキストの選択をよりすばやくかつ正確に行うことができる新しいテキスト編集機能も追加されている。

「ファイル」アプリも進化し、iCloudドライブでフォルダを共有したり、SDカードやUSBフラッシュドライブなどの外部ストレージデバイスのファイルにアクセスできるように。

位置情報サービスもセキュリティ面が強化され、新しい1回限りの位置情報オプションや、アプリケーションがバックグラウンドでいつ位置情報を利用しているかなどの情報が利用可能になっている。

iOS 13は今秋正式リリースされる予定。

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更新日2019年06月05日
執筆者g.O.R.i
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