【レビュー】「Deff Ultra Slim & Light Case DURO」ーーアラミド繊維使用の超軽量ケース
iPhoneにケースを付けるからには耐衝撃性は欲しいところだが、耐衝撃性のあるケースは往々にして厚さがある。重さがある。存在感がある。
個人的にはただでさえ重くなってきているiPhoneに余計な重さを追加したくない。とは言え、最新モデルのiPhoneの本体修理費用は6万円前後。万が一落としてしまった時の金銭的リスクを考えるとケースは付けておきたい。
「Deff Ultra Slim & Light Case DURO」は超強度、超耐性を誇る特殊繊維「アラミド繊維」を使用したケース。これなら僕のニーズをしっかりと満たすことができる!
飛行機や高層建造物などに使用される「スーパー繊維」
アラミド繊維は「スーパー繊維」とも呼ばれ、宇宙船、飛行機、船、自動車、ヨットの帆、防弾チョッキ、パラシュート、ラジアルタイヤの芯線、高層建造物、大型高架橋などの信頼性が要求される部分に使用されている。
その理由は高い強度と軽さを兼ね揃えているから。開発元のDeffによると、同じ重さの鋼鉄と比較して約5倍の強度を持ち、鋼鉄で同一強度を実現した場合の重さは7分の1、ガラス繊維と比べても1/2の重量を実現。それだけではなく耐熱性、非磁性、耐衝撃、振動減衰などの効果も兼ね揃えていることから、「スーパー繊維」と呼ばれることも納得できる。
「Deff Ultra Slim & Light Case DURO」はグロスブラックとマットブラックという、2つの異なる質感が用意されている。下記写真では左側がグロスブラック、右型がマットブラックとなっているが、個人的には断然マットブラック派。
グロスブラックは光沢のある仕上がりとなっているため、とにかく指紋が目立つ。気になる人にとってはiPhoneを見るたびに発狂するかもしれない。それほどハッキリと指紋が浮かび上がってしまうのだ。
マットブラックはマットな仕上がりであるため、使っているうちに指紋は気になってくるかもしれないが、グロスブラックとは比べ物にならない。
ボタン部分は大きく開けられている。ボタンが覆われていることにこだわる人もいるようだが、本体のボタンを直接押すことができるので操作性が損なわれない点は良い。僅かかもしれないが、ボタン部分が覆われないことによって開発コストの削減や軽量化にも貢献しているのではないかと想像している。
底面部分は左右対象にくり抜かれているため、「iPhone XS/XS Max」に追加されたもう1本のアンテナラインは見えてしまう。Lightningポート周りは広く開いていないが、ケースそのものが極めて薄いため、僕の手元にあるLightningケーブルでは特に問題はなかった。
カメラ周りは少し余裕をもってくり抜かれている。特に「iPhone XS/X」用はそれぞれのモデルでカメラのサイズがわずかに異なるため、これぐらいの余裕があって作られた方が良い。ただし、確実にこの隙間にホコリが入り込んでしまうため、定期的にケースを外してiPhone本体を清掃すると良いだろう。
薄さにこだわり抜いているため、画面側に縁はなく、画面側の保護はない。そのため、画面保護ガラスがセットになっている「バンパーガラスセット」も用意されている。
「Deff Ultra Slim & Light Case DURO」の「iPhone XS/X」用は11g、「iPhone XS Max」用は13g、「iPhone XR」用は12g。この軽さでありながら飛行機や高層建造物などに使用されるようなアラミド繊維のお陰で高い強度を実現できているのは非常に魅力的。
何よりも見た目がカーボン風のデザインが完全に僕好み!画面保護フィルムを追加することによって追加で数グラムほど重さは増えるものの、iPhoneを必要以上に重くせずに保護力を高めるケースとしては最高としか言いようがない!
気になる人はお試しあれ!