Anker PowerCore II Slim 10000 レビュー
今からモバイルバッテリーを買うなら、最新機能が搭載された新しいモデルの方がいい場合が多い。
今年9月にAnkerから「Anker PowerCore II Slim 10000」が発表された。独自の充電技術「PowerIQ」がバージョンアップした「PowerIQ 2.0」に対応した、初のモバイルバッテリー。
日々酷使するデジタルガジェット達のピンチヒッターとして役立つべく、最新の機能が凝縮されているので、紹介する!
「PowerIQ 2.0」対応ですべてのデバイスを急速充電
「PowerCore II Slim 10000」はUSBポートが1つ、充電用のMicro USBポートが1つ。個人的には2つ以上は欲しいところだが、一般的には1つで事足りる、という人の方が多いとのこと。そうか、僕はイレギュラーなのか……。
裏側はマット仕上がりとなっていて、大きくAnkerのロゴが描かれている。
電池容量10,000mAhのAnkerモバイルバッテリーと比較
Ankerは数多くのモバイルバッテリーを販売しているが、今回は電池容量10,000mAhのモバイルバッテリーということで、同じく10,000mAhの「Anker PowerCore 10000」および「Anker PowerCore Speed 10000 QC」を比較対象として紹介する!
早速仕様を比較してみよう。
PowerCore II Slim 10000 | PowerCore 10000 | PowerCore Speed 10000 QC | |
---|---|---|---|
サイズ | 約137 x 66 x 16mm | 約92 × 60 × 22mm | 約100 × 63 × 22 mm |
重さ | 約210g | 約180g | 約198g |
出力 | 5-6V/3A 6-9V/2A 9-12V/1.5A |
5V/2.4A | 5-8V/3A 8-10V/2.4A 10-12V/2A |
入力 | 5V/2A 9V/2A |
5V/2A | 5V/2A |
ポート数 | 1 | 1 | 1 |
特徴 | PowerIQ 2.0対応 | 最小最軽量 | Quick Charge 3.0対応 |
PowerIQ | ◯ (2.0) |
◯ | ◯ |
VoltageBoost | ◯ | ◯ | ◯ |
価格 | 3,299円 | 2,399円 | 2,999円 |
いずれもポートは1つのみ搭載し、重さは200g前後。最も軽く、コンパクトで、かつ安いのは「Anker PowerCore 10000」。僕も個人的に一押しのモバイルバッテリーとなっていて、今は荷物を極力少なく軽くしたい妻に渡してある。
「Anker PowerCore Speed 10000 QC」は、「Anker PowerCore 10000」のデザインを踏襲しつつも「Quick Charge 3.0」に対応。少し細長くなっているが、20gの重量アップに押さえている。
今回紹介している「Anker PowerCore II Slim 10000」はと言うと、やはり「PowerIQ 2.0」に対応している点が魅力。最大出力が18Wもあるため、「Quick Charge 3.0」対応ポートと同じ充電スピードを実現しつつ、iPhoneなどの製品もフルスピードで充電可能に。
さらに、バッテリー本体の充電速度は最も早く、急速充電器を利用すれば約4時間で完了する。
大きさは「Anker PowerCore II Slim 10000」が1番大きいが、最新スマホの形状にフィットするように作られているため、重ねて持ちやすいように設計されている。
「Anker PowerCore II 20000」との比較、乗り換え
さらにここでもう1台比較対象として、僕が愛用していた「Anker PowerCore II 20000」を並べてみる。3ポートが用意され、入力ポートが2つ搭載されているモバイルバッテリーだが、残念ながら販売終了してしまった模様。
メーカーに問い合わせたところ、「3ポートは意外と需要がなかった」とのことで、実際に僕も3ポート同時に使うことはなかったことに気付かされ、「Anker PowerCore II Slim 10000」に乗り換えることを決意。
20,000mAhから10,000mAhとなるとサイズが劇的に変わるかというと、意外にも横幅は同じで縦に長く、薄くなったようなサイズ感であることが分かった。
ポートは1つになったが、困らない。むしろ、重さが約383gから210gまで軽くなったので、荷物が気持ちばかり軽くなった。
「Anker PowerCore II Slim 10000」は最先端技術が詰まった最新のモバイルバッテリーだ。接続するあらゆるデバイスをフルスピードで充電し、本体も高速で充電完了する。
そういう意味ではとても魅力的な製品ではあるが、単に小さいものが良ければ「Anker PowerCore 10000」を、「Quick Charge 3.0」対応デバイスを充電するのであれば「Anker PowerCore Speed 10000 QC」を選んでも十分満足できるはず。
電池容量が10,000mAhもあれば大抵の人は事足りるはず。自分に合ったモバイルバッテリーを選んで購入するべし!
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