次期iPhoneの「Taptic Engine」、指で押した箇所が正確に振動するように改良か
次期iPhoneが水中でも動作するディスプレイを搭載などの情報を伝えているMax Weinbach氏がYouTuberのEverythingApplePro氏に伝えた情報によると、AppleはiPhoneに内蔵されている「Taptic Engine」を改良し、指先で押した箇所が正確に振動する仕組みを開発していると伝えている。
Maxサイズでは画面を9分割して振動する仕組みに
Weinbach氏によると、この新技術は「Taptic Engine」の指向性を向上させることが目的。「iPhone XS Max」のサイズでは画面を9分割するようにして振動する箇所が振り分けられているとのこと。他のモデルでは振動箇所がもう少し少ないようだ。
この技術はまだ開発の初期段階となっていて、早ければ2019年のiPhoneに採用される可能性もあるが、現実的には2020年のiPhoneに搭載される可能性の方が高いと見られている。
ここで一旦「iPhone XS」と「iPhone XS Max」の内部を確認してみよう。左下に「Taptic Engine」が設置されていることが確認できる。

【image via iFixit】
今回、Weinbach氏が伝えている情報が事実だとすれば、次期iPhoneは「Taptic Engine」がこのように一箇所ではなく複数箇所に配置され、指先で押す場所に近い場所が振動することにより、現行モデルよりもより正確に指先が振動しているような感覚を再現することができると考えられる。
「iPhone XS/XS Max」では「3D Touch」が引き続き採用されているが、「iPhone XR」には「Haptic Touch」が採用され、将来的に「3D Touch」を置き換えるとも言われている。
進化した「Haptic Touch」を実現し、「3D Touch」と遜色ない使い勝手を実現するために、Appleは「Taptic Engine」の改良を続けているのかもしれない。
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