おサイフケータイ、実現せず!「iPhone 6/6 Plus」のNFCチップは「Apple Pay」専用であることが発覚
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おサイフケータイの夢、絶たれる…!日本でiPhoneを財布代わりに利用できる日が来るのはまだ先になりそうだ。
Cult Of MacがAppleの広報担当から得た情報によると、「iPhone 6」ならびに「iPhone 6 Plus」に搭載されているNFCチップは「Apple Pay」専用であることが明らかになった!
他のNFC対応デバイスとの連携も利用できず
Appleが「iPhone 5s」で「Touch ID」の利用をデベロッパー向けに解放しなかったのと同じように、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」に搭載されているNFCチップも少なくとも1年間は他のデバイスと連携することはできない見通し。来年のWWDC 2015でNFCチップ用のAPIが公開されるのを期待するしかなさそうだ。
NFCチップ用APIが公開されると、サードパーティ製ハードウェアとの連携が可能になり、対応デバイスを近づけるだけで様々な機能やサービスを利用できるようになる。デバイスのペアリング、ファイルの共有、アプリの立ち上げはまだ序の口。「HomeKit」などと連携して家電の操作もiPhoneをかざすだけでできるようになるかもしれない。
AppleがNFCを「Apple Pay」に限定するには実験の意味合いもあるはず。デベロッパーに向けてサービスを解放する前に、まずは自社のサービスを軌道に乗せ、サードパーティと連携する上で必要な情報や機能を準備した上で、来年頃に提供開始するのではないだろうか。
Appleの広報担当は同社におけるNFCチップの利用に関する将来の計画などについては言及しなかったとのこと。
NFCチップが「Apple Pay」専用であることが明らかになったことから、国内において「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」をおサイフケータイとして利用することは不可能であることが決定した。NFCチップがデベロッパーに解放されていたのであれば可能性はあったかもしれないが、そもそも「Apple Pay」に利用が限られてしまうのであればどうにもこうにもできない。
まだしばらくはカードが収納可能なiPhoneケースを利用しましょう!
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(via Cult Of Mac)