Apple、iPhone XでTouch IDの画面内蔵を検討していた、という噂を否定
当時、「iPhoneのプレミアムモデル」として噂されていたiPhone Xは、Touch IDをディスプレイに内蔵することが「最大の難関」と言われていた。
Appleのハードウェアエンジニアリング担当上級副社長Dan Riccioは、TechCrunchとのインタビューの中で、Face IDを開発している初期段階で成功の兆しが見えたため、Touch IDの画面内蔵、バックパネル側への配置、サイドボタンへの内蔵などには「全く時間を掛けなかった」とコメントしている。
実際に端末に実装するまでは至らなかった模様
AppleがiPhone用にTouch ID内蔵型ディスプレイを開発中と噂されたのは2015年6月にまでさかのぼる。その後、特許を取得していたことも判明した。
このことから、Apple自身もTouch IDを画面に内蔵するという仕組みは検討していたと伺える。今年4月時点ではTouch IDは画面に内蔵という説とTouch IDは背面側に移動という説が浮上していた。
情報が錯綜していたが、その後は画面内蔵に苦戦中と報じられるなど、Touch IDがディスプレイに内蔵されるという見方が強かったが、7月にKGI証券のMing-Chi Kuo氏がTouch IDは非搭載であると伝え、BloombergがTouch IDの代わりに3D顔認証を採用すると伝えていた。
その後もTouch IDの画面内蔵説は根強く残ったが、結果的にKuo氏が伝えていた通り、顔認証に切り替わった。同氏は次の予想として、来年はすべてのiPhoneがFace IDに切り替わると伝えている。
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