iPhone 8、「Touch ID」は非搭載?!ディスプレイ比率が最も高いスマホに【更新】
KGI証券のMing-Chi Kuo氏によると、iPhone 8は全画面ディスプレイを採用し、バーチャルホームボタンを搭載するものの、そのバーチャルホームボタンは指紋認証に対応していないと伝えている。
また、iPhone 8は5.8インチディスプレイを搭載し、画面上部にある凹みのお陰で本体に対するディスプレイの比率が最も高いスマートフォンになるとのこと。この「凹み」とは、以前から報じられているFaceTimeカメラやセンサーをまとめるエリアを指していると思われる。
Kuo氏の予想が正しければ、iPhone 8の「Touch ID」は画面に内蔵されない。だとすれば、代わりに「Touch ID」はどこに用意されるのだろうか。
長くなった電源ボタンに何かヒントがあるのだろうか。それとも指紋認証を捨て、顔認証に切り替えるのだろうか。
他にもiPhone 8に関する予想をまとめて一挙公開しているので、紹介する!
Ming-Chi Kuo氏の次期iPhoneに関する予想まとめ
1. 2017年に発表されるiPhoneは3種類
これまで噂されている通り、2017年に発表されるiPhoneは3種類。
現時点でiPhone 8と呼ばれている、有機ELディスプレイを搭載したモデルは、ディスプレイの使用可能領域の定義によって5.2インチまたは5.8インチになるとのこと。これは、今年2月、Kuo氏が伝えていた情報から変わっていない。
また、他にも4.7インチと5.5インチの液晶ディスプレイを搭載したモデルが発表されるとのこと。ディスプレイ側のデザインは現行モデルから大きく変わらないとのこと。
2.iPhone 8、「Touch ID」は画面に内蔵されず
iPhone 8は全画面ディスプレイを搭載し、画面上部にある凹みにより、本体に対するディスプレイの比率が最も高いスマートフォンになるとのこと。バーチャルホームボタンが用意されているが、指紋認証には対応していない。
1つは、全画面ディスプレイを採用したことによって従来の静電式の指紋認証機能を利用できなくなったから。もう1つは、画面内蔵型の指紋認証機能は技術的な問題を抱えているから。
液晶ディスプレイよりも薄いにも関わらず、有機ELディスプレイよりも透過率が低かったこと、複数枚のパネルを重ねていることによる透過率の低下が技術的な問題として挙げられている。
指紋認証の画面内蔵を見送ったため、量産時期の遅れは発生しないとの見解を示している。
その後、BloombergからiPhone 8が「Touch ID」の代わりに3D顔認証を採用すると報じられている。
3. iPhone 8は3Dセンシングに対応
iPhone 8は3Dセンシングおよび顔認識に対応し、セルフィのクオリティが向上する見通し。
Kuo氏は今年2月時点においてもiPhone 8の内向きカメラは劇的に進化し、3Dセンシングや顔認識に対応すると伝えていた。新たに搭載される赤外線モジュールによって内向きカメラで撮影した2Dの画像データに被写界深度を加えることができ、顔認識や虹彩認識、そしてより立体的な自撮り写真が撮影可能になると言う。
今年5月にはLG InnotekがiPhone 8用に世界初の3D顔認識カメラシステムを提供すると報じられていた。
4. 4.7インチモデルのみ、RAMは2GB
全モデルRAMは3GBになるという情報もあったが、Kuo氏曰く、iPhone 8および5.5インチモデルはRAMを3GB搭載するものの、4.7インチモデルは2GBのままだという。これは、カメラのレンズが1つしかないことに関係しているとのこと。
5. 64GBモデルと256GBモデルを用意
全3モデル共通で64GBモデルおよび256Gモデルが用意されるとのこと。他のストレージ容量モデルに関しては言及されていないため、この2種類のみなのかどうかは不明。
6. Lightningポートを採用、USB-C PDをサポート
全3モデル共通でLightningポートを搭載しているが、急速充電が可能になる「USB-C PD」をサポートするとのこと。先日、Macお宝鑑定団Blogは、iPadのようにUSB-C電源アダプタを使用した場合、高速充電が利用可能になる仕様になると伝えていた。
7. iPhone 8のスピーカー性能が向上
iPhone 8はよりステレオスピーカーとしての効果を得るために、レシーバーおよびスピーカーの出力が上がっているとのこと。
8. iPhone 8のカラバリは限定的に
プレミアムかつ独特なイメージを担保するために、iPhone 8に用意されるカラーバリエーションは少なくなると予想されている。先月、iPhone 8のものとされる強化ガラスの写真が投稿されていたが、残念ながらフェイクだったかもしれない。
(9to5Mac via StreetInsider.com)