次期iPhoneのプレミアムモデル、「Touch ID」非搭載になる可能性も?!
「Touch ID」をディスプレイに内蔵することが「最大の難関」となっている次期iPhoneのプレミアムモデル。
Appleは「Touch ID」を約1ヶ月以内に画面内蔵することができなかった場合、プレミアムモデルから「Touch ID」を廃止する可能性があるとPacific Crest SecuritiesのアナリストAndy Hargreaves氏が伝えている。
これは、Appleが光学指紋センサーモジュールのサプライヤーに発注を行っていないことから、「Touch ID」を画面に内蔵することができていないのではないかと推測している。Hargreaves氏によるとAppleは発売時期を遅らせるという選択肢も検討している他、背面側に「Touch ID」を移動することも検討しているとのこと。
「Touch ID」の代わりに3Dセンサーを使用した顔認証システムを採用か
今回報じられている情報はCowen and CompanyのアナリストTimothy Arcuri氏が伝えていた情報と一致している。Arcuri氏も「Touch ID」の廃止、背面移動、発売時期を遅らせるという3つの選択肢を提案していた。
実際問題として「Touch ID」は画面のロック解除やApp StoreやiTunes Storeなどの音楽の購入、「Apple Pay」の生体認証システムとして採用されていることを考える以上、突然廃止することは難しいような印象がある。
万が一「Touch ID」が廃止になった場合、新たに搭載されると噂されている3Dセンサーが代わりを務める模様。幸いにもこちらの開発は順調に進んでいるようだ。
サプライヤーによると精度は非常に高く認証時間も短いとのことで暗い場所や真正面を向いていなくても正確に認識することができるようだ。
今年2月にはKGI証券のMing-Chi Kuo氏がiPhone 8の内向きカメラは劇的に進化し、3Dセンシングに対応、顔認識が可能になると伝えていた。個人的には「内向きカメラがある程度顔の方を向いていないと画面のロック解除ができない」という状況が受け入れないので、何が何でも「Touch ID」を搭載してもらいたいところ。
最新の情報によるとプレミアムモデルはカメラは縦並び、ホームボタン非搭載の全面ディスプレイになり、ガラスに挟まれたステンレススチール製の筐体を採用すると伝えられていた。
(via MacRumors)