2018年のiPhoneは全モデル「Face ID」、「Touch ID」廃止か
KGI証券のMing-Chi Kuo氏によると、Appleは2018年に発売するiPhoneは全モデル「Face ID」を採用する見通しとなっていて、「Touch ID」を廃止する方針であると伝えている。
Kuo氏は9月20日時点でも同様の情報を伝えていた。その時は、あくまでもユーザーの「Face ID」に対する反応次第、と説明していたが、最新のレポートによると、Appleは「Touch ID」を廃止する決断ができたようだ。
「Face ID」は2018年モデルのイチオシ機能
Appleの3Dセンシング技術は競合他社の2年先を行っていると言われている。Kuo氏によると、TrueDepthカメラを次期モデルでも採用することによって、スマートフォン向けの3Dセンシングや生産の分野において圧倒的なリードを保つことができる、と説明している。
「Face ID」への切り替えに伴い、「Touch ID」は次期iPhoneから廃止され、全モデルがベゼルレスディスプレイを採用すると予想される。
The Investorは9月26日に、2018年のiPhoneは5.85インチと6.46インチの有機ELディスプレイモデルと6インチの液晶ディスプレイモデルという3モデル展開になる、と伝えていた。その後、WSJは、Appleが2018年に発表するiPhoneの一部機種にジャパンディスプレイのベゼルレス液晶ディスプレイ技術を採用することに関心を示していると報じられていた。
Kuo氏によると、一部の中華メーカーは来年、画面内臓型指紋センサーを搭載したスマートフォンを発表する可能性があるが、Appleが3Dセンサーを採用したことを受け、多くの企業は同様の技術開発に切り替えていると予想している。
現状、AppleはTrueDepthカメラの生産に悪戦苦闘していると伝えられているが、来年になれば生産ラインが安定化しているのだろうか。
(via 9to5Mac)