Apple、iPhoneのプレミアムモデルで「Touch ID」の画面内蔵に苦戦中?カメラは縦並びデュアル、発売は10月以降になる可能性
全体像がふんわりしていた次期iPhoneのプレミアムモデルが少しずつ明らかになってきた。
現地時間18日、Bloombergも入手した「次期iPhoneの10周年記念モデル」に関する最新情報を明らかにしている!
テストされている複数のプロトタイプの中にはステンレススチールバンドで組み合わせたガラス製の筐体が含まれているとのことで、進化した外向き/内向きカメラについて触れられている!
筐体サイズはiPhone 7と同程度、ディスプレイサイズはiPhone 7 Plusと同程度
まずは基本中の基本から。プレミアムモデルはやはりディスプレイに有機ELを採用し、「iPhone 7s」と「iPhone 7s Plus」は従来通り液晶ディスプレイを搭載するという。これまで何度も報じられている通りだ。
発表時期は例年通り9月頃と予想されているが、在庫の関係でプレミアムモデルが入手可能になるのは1ヶ月、場合によっては2ヶ月先になる可能性があるという。
Appleは複数のプロトタイプをテストしているとされ、ここ最近報じられているようなホームボタンを廃止したほぼ全面ディスプレイを搭載した、表裏ガラスをステンレススチールのフレームで挟んだモデルも含まれている。イメージとしては、2010年に発売された「iPhone 4」に近いそうだ。
筐体サイズはiPhone 7と同程度になるが、ディスプレイサイズはiPhone 7 Plusと同程度なるという。これまで報じられてきた情報と一致している。
関係者によると、Appleは湾曲した有機ELディスプレイも検討していたようだが量産が難しく、湾曲の控えめなディスプレイになると予想している。
他にも背面側をガラスではなくアルミにし、僅かにサイズが大きくなったモデルもテストされているそうだ。
Appleは「Touch ID」を有機ELディスプレイに内蔵することを試しているが非常に難易度が高く、最終的に搭載されるかどうか不明とのこと。関係者によるとSamsungも同じく画面内蔵型指紋センサーを「Galaxy S8」で実装しようとしていたが、技術的な問題で見送ったことを明らかにしている。
プレミアムモデルのカメラはデュアルレンズとなっているが、やはり縦並びの配置になると模様。関係者によると、写真の画質が改善されることが改善されることが期待できるとのこと。
なお、カメラの突起は相変わらずなくならないらしい。現在テストされているプロトタイプでも引き続き突起は存在するそうだ。はい、悲劇。やだやだ。
内向きカメラに関してもデュアルレンズを検討している模様。ソニー製のカメラパーツを使用していると伝えられ、過去に被写界深度を変更できる機能やAR関連機能の実装を検討していると報じられていた。
今年発表されるiPhoneはすべて10nmプロセスを採用したプロセッサーを搭載し、よりパフォーマンスが改善され電池持ちも伸びることが期待される。
また、iOSのバージョンは「iOS 11」が動作するとし、新しいユーザーインタフェースになるとのこと。具体的な内容は明らかにされていない。