Apple、ボタン内蔵型指紋センサーの特許を取得済み、「iPhone 8」で採用か

Iphone8 sideview

Appleは6月13日時点において、ボタン内蔵型指紋センサーに関する特許を取得していたことをPatently Appleが明らかにしていた。

Touch ID on Power button

iPhone 8」は全面ディスプレイを採用し、ホームボタンが廃止される見通し。Appleは「Touch ID」の画面内蔵を検討していたものの実現できず、最終的に「Touch ID」は搭載せず代わりに3D顔認証を採用するという噂が立っている。

「Touch ID」がまるっきり廃止されるという説がある一方で、「Touch ID」は電源ボタンに内蔵という説もまだ残っている。先月、Appleが取得していたこの特許は「iPhone 8」の「Touch ID」に関する答えなのかもしれない。

「Touch ID」が廃止されると不便になることアレコレ

電源ボタン内蔵型指紋センサーに関する特許取得はForbesが16日に公開した、CADファイルをもとに作成したレンダリング画像を紹介する記事で触れられていた。

「新しいデザインが”確定した”」と書かれた見出しに続くレンダリング画像に真新しさはなく、画面上部にはセンサー用の切り込みが用意された5.8インチ型ディスプレイを搭載し、ホームボタンは廃止。デュアルレンズカメラは縦並びに配置され、2つのレンズの間にLEDフラッシュが配置されている。

電源ボタンは従来機よりも長くなっていることから、「Touch ID」が内蔵されているのではないかと指摘されている。

実際、「Touch ID」が廃止されたら困る。「Touch ID」の代わりに顔認証や虹彩認証など、顔のパーツを利用した生体認証システムが採用された場合にこまることをまとめてみた。

認証速度・精度はどうなる?

最新の「Touch ID」は指を置くと一瞬にして認証が完了し、ホーム画面が表示される。認証精度は非常に高く、正しく設定すれば様々な角度でも認証する。

顔認証はその点、どうなのだろうか。例えばグラサンや帽子を被った状態でも、正確に本人であることを認識できるのだろうか。

Bloombergによると、「iPhone 8」に採用される3Dセンサーの精度は非常に高く、関係者によると、ユーザーの顔を認識から画面のロック解除まで数百ミリ秒で完了するという。

机の上に置いた状態のロック解除はどうなる?

机の上にiPhoneを放置したままロック解除できなくなる。都度、iPhoneの上に顔を覗き込まなければならないのは不便だ。

Bloombergによると、「iPhone 8」に搭載予定の3D顔認証システムは、デバイスが机の上のような平らな面の上に置いてあっても動作するようになっていて、都度「iPhone 8」を持ち上げる必要はないとのこと。

暗い場所におけるロック解除はどうなる?

暗い環境下における顔認証は可能なのだろうか。夜になると認証精度が悪化し、毎回パスコードを入力しなければならなくなるのは、嫌だ。

カバン、ポケットに入れたままのロック解除はどうなる?

生体認証用のカメラやセンサーが顔を認識できない場合、認証することはできないはず。「Touch ID」ならできる。

「Apple Pay」はどうなる?

最も想像ができないのは、「Apple Pay」を利用する際の認証方法。例えば、モバイルSuicaで決済をする場合、iPhoneをかざして「Touch ID」で認証し、決済が完了するという流れになっている。

顔認証の場合、流れが想像できない。決済する度にセルフィを撮るような見た目で内向きカメラが顔を認証できるように向けなければ利用できなくなるのだろうか。

「Touch ID 廃止」なら「Touch ID 以上」がマスト

IPhone 7 Product Red Special Edition

「Touch ID」が電源ボタンに内蔵されるということ自体、実現不可能ではない。既にSonyがXperiaシリーズでは電源ボタン内蔵型指紋センサーを搭載している。

Apple製品で言えば、最新の「MacBook Pro」は電源ボタンに「Touch ID」が内蔵されている。電源ボタンと「Touch ID」という組み合わせは十分にあり得る。

最終的に「Touch ID」がどうなるかは、発表当日まで分からないだろう。ただ、Appleが「Touch ID」を完全に廃止するのであれば、あらゆる面において「Touch ID」よりも良くなければならない。「Touch ID」以上、がマストだ。