大手レーベルが楽曲提供を拒否!音楽ストリーミングサービス「Spotify」、7月に国内リリースを予定していた
音楽ストリーミングサービス「Spotify」の日本上陸が噂されていたのは2013年1月のこと。それから1年半以上経っているが、未だに音沙汰がない。
ところが朝日新聞によると、どうやら今年7月にサービスを開始予定だったと報じている!多くの人気邦楽アーティストやミュージシャンを抱える一部レコード会社が楽曲の提供を拒否したことにより、リリース時期の延期を余儀なくされたとのこと。
世界2位の音楽市場を持つ日本の収益構造が原因か
音楽業界の「黒船」と言われている「Spotify」。既に世界55ヶ国で事業展開している人気サービスとなっている。
日本市場に参入するのは時間の問題だと昨年末に創業者であるDainel Ek氏は語っていたが、その予想は日本の音楽市場に阻まれてしまったようだ。その原因は世界2位の音楽市場を誇る日本の収益構造に問題があるようだ。
一言で言ってしまえば、Spotifyが日本市場に参入できないのは日本ではCDが売れているから。いくら世界的に流行りとは言え、CDよりも利益構造の低いデジタルサービスへ切り替えるのを各レーベルが拒むのも無理はない。CDの売上が減少しつつあるのは事実だが、デジタルサービスに楽曲提供をしてもその落ち込み分を取り返す見通しが立っていない。
とは言え、いずれかは日本の音楽市場も決断を迫られる時がくるはず。スマートフォンにおいてもそうだったが、日本はギリギリまで既存のビジネスモデルで収益を追い求め、結果的に世の中に遅れを取ることが多い。世界2位の音楽市場としてのプライドを持って、新しい音楽鑑賞の常識を拒まず、積極的に取り入れる方法を模索してもらいたい。
(via RINGO-SANCO)
もっと読む
2018.03.01
2018.02.27
2018.01.05
2017.08.01
2016.09.29
コメント(0件)