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低価格MacBookの噂や”期待”を全力検証。「10万円以下」「1kg以下」は実現する?

A18 Pro搭載で2026年春登場と噂される新MacBook、価格・重量・スペックの期待と現実、そしてM1筐体再利用の可能性まで理詰めで分析

MacBook low cost model coming soon rumors

先日公開した、今年の春に登場するかもしれないという低価格MacBook噂まとめ記事に対して、たくさんの反響をいただいた。コメント欄やSNSでは「軽くしてほしい」「安くしてほしい」「16GBメモリがほしい」など、様々な期待の声が寄せられている。

そこで本記事では、みんなの期待や要望について、現実的なデータを基に「実際どうなんだろうね」と理詰めで検証してみたい。あくまで段階の製品なので、正式発表までの期間、あーでもない、こーでもないと議論を楽しむための材料として読んでいただければ幸いだ。

「10万円以下」は実現するのか?価格設定の現実味

おそらくAppleが最も優先的に考えているマーケティングの軸の1つが価格だろう。Chromebookや安価なWindows PCに対抗する製品となれば、何よりも価格が重要になる。結論から言えば、10万円以下は十分実現可能性がある

Appleの価格設定は基本的に米国が基準だが、製品ごとに為替レートを微調整している。現行のM4 MacBook Airを例に取ると、米国では999ドルでスタートするが、日本では164,800円。これを計算すると、実質的な為替レートは約165円/$となる。この為替レートには消費税(10%)、輸入関税、流通コスト、Appleの地域別価格戦略が含まれている。

噂の価格帯を日本円に換算すると

もしされているとおり599ドルから899ドルの価格帯で登場するなら、日本での価格は以下のようになると予想される。

米国価格 日本通常価格(想定) 学割価格(想定)
$599 約98,800円 約89,800円
$699(最有力) 約115,300円 約104,800円
$799(最有力) 約131,800円 約119,800円
$899 約148,300円 約134,800円

最も有力とされる699ドルまたは799ドルなら、通常価格でも約11万〜13万円台。学割を適用すれば約10万〜12万円台で購入できることになる。なお、現行のM4 MacBook Airは学割適用で149,800円となっており、約9.1%の割引が受けられる。

特に注目したいのが599ドルモデルだ。もしこの価格で登場すれば、学割適用で約89,800円。現在Apple公式サイトで購入できる最安のMacBookは、整備済製品のM1モデルで96,800円。それよりも安く、しかも新品で最新チップを搭載したMacBookが手に入ることになる。

Refurbished m1 macbook air
10万円以下は今の時代だと本当に魅力的……

書いておいて何だが、「本当にそんな素晴らしい価格で提供できるのか……?」と半信半疑になってしまうが、実現したら本当に画期的だ。

「1kg以下」は実現するのか?軽さと安さの両立は困難

次に重量について。結論から言うと、これはおそらく実現しないだろう。実現しないような気がしてならない。

理由は、「軽い」と「安い」が共存しないのが、Apple製品だからだ。Appleの製品ラインナップを見ると、「薄い=高級」を示唆する製品が多い。iPhone AiriPad Proがその典型例だ。逆に「薄くて安い」というApple製品は存在しない。

参考までに、かつて販売されていた12インチMacBookは920gと非常に軽量だったが、2015年の発売当時148,800円からという価格設定だった。つまり「軽さ」と「薄さ」にはそれなりのコストがかかるということだ。

頑丈さと美しさのバランスを重視か

それを思うと、「Chromebookや安価なWindows PCに対抗する製品」ならば、軽さよりも他の要素が優先されるはずだ。よって、12インチMacBookのような軽さと薄さは実現されないものとして想定していたほうが良い気がする。

もちろん、実現したら嬉しいが、それよりも美しさとタフさ(頑丈さ)を兼ね備えたほうが、教育市場などターゲットユーザーとの相性が良さそうに思える。現行のM4 MacBook Airが1,240gなので、低価格MacBookも同程度か、やや重い1.3kg前後になる可能性が高いのではないだろうか。

16GBメモリは搭載されるのか?8GBが現実的

メモリは8GB搭載がされているが、ここも価格を抑えることやターゲットを考えると、標準構成で16GBにするとは考えづらい

そもそもiPadシリーズで考えると、教育機関で採用されているであろうiPad(A16)ではメモリ6GB。iPad Airはいずれも8GB、iPad Proはストレージ容量の大きいモデルに限り16GBだが、基本的に8GBがベースとなっている。

Appleのエントリーモデルにおける標準仕様

つまりAppleのエントリーモデルにおいて、8GBメモリというのは十分な容量だと判断されているということだ。実際、A18 Proチップを搭載するiPhone 16 Proも8GB RAMで、Apple Intelligenceを含む高度な処理を問題なくこなしている。

MacBookであることを前提とすれば、オプションで16GBまでは選べるかもしれない。しかし、製品の位置付けなどを考えるとCTOはストレージ以外用意せず、iPad Proのようにストレージ容量が大きいモデルのみ16GBを用意する、という展開方法になる可能性を睨んでいる。現行のM4 MacBook Airは16GB標準搭載だが、これは上位モデルとしての差別化要素でもある。低価格MacBookが8GBスタートなら、明確な製品ラインの区別ができる。

モデル チップ RAM 用途
iPad(A16) A16 Bionic 6GB 一般的な作業、学習
iPad Air M3 8GB クリエイティブ作業
iPad Pro(下位) M4 8GB 高度な作業
iPad Pro(上位) M4 16GB プロ向け作業
低価格MacBook(予想) A18 Pro 8GB 日常的な作業

13インチが有力、12インチを望む声は多いが……

ディスプレイサイズについては、12.9インチから13インチ前後が有力とされている。12インチを希望する声は多いものの、現実的には13インチクラスになる可能性が高そうだ。

ここで少し複雑なのが、Appleの「13インチ」という表現だ。iPad ProiPad Airは実際には12.9インチのディスプレイを搭載しているが「13インチ」と呼び、MacBook Airは13.6インチなのに「13インチ」と呼んでいる。つまり実際はどの程度のディスプレイサイズになるのかよく分からないのが正直なところだ。

12.9インチと13.6インチ、どちらを採用するのか

部品の使い回しなどを考えると、iPadなどに使われるような12.9インチサイズが現実的ではないかと僕は思う。なぜなら、現行MacBook Airの13.6インチLiquid Retinaディスプレイは比較的新しい規格で、コストもそれなりにかかっているはずだからだ。

一方、12.9インチディスプレイはiPad Proで長年使われてきた実績があり、量産効果も期待できる。さらに12インチMacBookのファンにとっては、12.9インチという画面サイズは懐かしいサイズ感に近い。

ただし、もう1つ考慮すべき点がある。低価格帯の製品は往々にして「ベゼルが太い」という共通項がある。例えば、iPad(A16)とiPad Airは、iPad Proに比べるとベゼルが太い。低価格MacBookも同じようになる可能性はあるだろう。ベゼルを太くすることで製造コストを削減し、その分を価格に反映させる戦略だ。

つまり、ディスプレイサイズは12.9インチクラス、ベゼルは太め、という組み合わせが最も現実的かもしれない。

「なぜM2ではなくA18 Proなのか?」という疑問に答える

ここで、いくつか気になる意見について考察したい。「M2チップで良いではないか」という意見があるが、これはコスト面で現実的ではない

この製品が「Chromebookや安価なWindows PCに対抗する製品」という位置づけだとすれば、M2チップやM系チップを搭載することはかえって無駄にコストを高めることになる。具体的なコストについて正確な情報は分からないが、現実的に考えてMac用のMチップよりもiPhone用のAチップのほうが量産されている数が桁違いに多い

A18 Proの実力は十分、M1を上回る性能

つまり、それだけ多く生産しているということはコストを下げられるはずであり、コストを抑える必要があるこの製品においては、A18 Proチップを採用するのではないかと見ている。

性能面でも、A18 ProはM1チップを上回る性能を発揮する。Geekbench 6のベンチマークスコアでは、A18 Proシングルコアで3539点、マルチコアで8772点を記録している。ウェブブラウジング、文書作成、動画視聴、軽度の写真・動画編集といった日常的な用途には十分すぎる性能だ。

「だったらiPad+キーボードで良いじゃん」という意見について考える

「どうせAチップなら、iPadにキーボード加えるだけで良いじゃん」という意見もありそうなので、先に検証しておこう。

iPadOSとmacOSの違いを説明し出すと長くなるので端折るが、価格という意味では現実的ではないiPad Airの11インチモデルですら、Magic Keyboardを組み合わせると約148,600円。重さは約1.08kgとなるが、画面は11インチと決して広いとは言えない。

13インチモデルで考えると重さは約1.36kg、価格は驚愕の188,600円M4 MacBook Air(164,800円)より23,800円も高く、125gも重い。

純正の組み合わせで比較すると驚きの価格差

なお、「サードパーティ製のキーボード使えば安く済む」という主張は、Apple純正の話をしているのだから、的外れである。というかそれでいいなら今すぐ実現できるので、低価格MacBookを待つ必要もないだろう。

こうして比較してみると、いかに「10万円以下」という価格が現在のAppleラインナップにおいて欠けており、ライトユーザーにとっては朗報とも言えるかがわかる。

項目 低価格MacBook(予想) iPad Air 11インチ + Magic Keyboard iPad Air 13インチ + Magic Keyboard
価格 約10万〜13万円 約148,600円 約188,600円
重量 約1.2〜1.3kg(予想) 約1.08kg 約1.36kg
画面サイズ 約13インチ 11インチ 13インチ
OS macOS iPadOS iPadOS
チップ A18 Pro M3 M3
メモリ 8GB(予想) 8GB 8GB

「10万円は高い」という主張について、過去の製品と比較する

次に「10万円は高い」という主張について、他の選択肢や過去の製品を見ながら考えていきたい。

まず、似たようなコンセプト……といったら失礼かもしれないが、12インチMacBookの存在を思い出してほしい。この機種は「低価格」よりも「薄さ」と「軽さ」にフォーカスした製品だったが、2015年4月の発売当時、148,800円から販売されていた。今から10年以上前の製品が、この価格だったのだ。

さらに言えば、その12インチMacBookは256GBモデルで184,800円、2017年モデルでも175,800円という価格設定だった。つまり歴史的に見ても、10万円以下でMacBookが購入できる機会はほとんどなかったということだ。

現行ラインナップにおける価格の空白地帯

現在Apple公式サイトで購入できる最安のMacは、整備済製品のM1 MacBook Airで96,800円。それでも十分に安いが、仮に8万円台で購入することができれば、5年以上前の機種よりも安く、最新チップを搭載したMacBookが手に入ることになる。

つまり低価格MacBookが登場すれば、Appleのラインナップにおける「10万円以下のMac」という空白地帯を埋めることになる。教育市場で人気の高いChromebookの価格帯とも競合し、学生やエントリーユーザーにとって現実的な選択肢となるはずだ。

期待と現実のバランス:低価格MacBookは戦略的な製品になる

各項目について検証してきたが、個人的な見解をまとめると以下のようになる。

  • 価格:10万円以下(学割適用時)は十分実現可能性あり
  • 重量:1kg以下は難しい。1.2〜1.3kg程度か
  • メモリ:標準8GB、オプションまたは上位モデルで16GB
  • ディスプレイ:12.9インチまたは13.6インチ、ベゼルは太めか
  • チップA18 Proは理にかなった選択

もちろん、これらはあくまで段階の情報を基にした推測だ。正式発表されるまで、実際のところはわからない。それでも、こうやってデータを基に検証してみると、低価格MacBookは決して「安かろう悪かろう」な製品ではなく、ターゲットユーザーのニーズに合わせて戦略的に設計された製品になりそうだという期待が膨らむ。

MacBook Airの代替として、iPad AirとMagic Keyboardの組み合わせを選ぶこともできるが、11インチで約15万円、13インチでは約19万円という価格を考えると、低価格MacBookがいかに魅力的な選択肢になるかが分かる。macOSが使えて、10万円前後で購入できるMacBookが登場すれば、まさに革命的だ。

M1 MacBook Airの筐体を再利用する可能性はあるのか?

ふと書いていて思ったのだが、「コストを抑える」という意味では、M1 MacBook Airの筐体を再利用する可能性はあるのだろうか

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M1 MacBook Air

13.3インチというディスプレイサイズはちょうど良いし、まだWalmartなどで売っていることを考えるとまだM1 MacBook Airは生産している。この筐体を再利用することでコストは間違いなく抑えることができる。端子もThunderboltではなくUSB-CA18 ProチップもThunderboltに対応していないため、USB-C(10GB/s)のみの搭載となる点も一致する。

M1 MacBook Airの筐体は1,290gと現行M4モデル(1,240g)より若干重いが、低価格MacBookのターゲット層にとっては許容範囲内だろう。デザインも洗練されており、今でも十分通用する美しさを持っている。

既存の生産ラインを活用してコスト削減

さらに、既存の生産ラインをそのまま活用できるため、新たな設備投資も不要だ。チップをM1からA18 Proに入れ替え、メモリ構成を調整するだけで、低価格MacBookが完成する。なんだかあり得そうな気がしてきた

もしこの推測が当たれば、低価格MacBookは以下のようなスペックになる可能性がある。

  • 筐体:M1 MacBook Airと同じデザイン
  • ディスプレイ:13.3インチ Retinaディスプレイ
  • 重量:約1.29kg
  • ポート:USB-C×2、MagSafe 3充電ポート、3.5mmヘッドフォンジャック
  • カラー:シルバー、ブルー、ピンク、イエロー(iMac風の4色展開)

カラーバリエーションだけは刷新して、ポップな印象を与える戦略だ。これなら教育市場にもぴったりだし、若年層にも訴求できる。

みんなはどう思う?M1 MacBook Airの筐体再利用説、意外とあり得るんじゃないだろうか。ぜひコメント欄で意見を聞かせてほしい。正式発表されるまでの期間、あーでもない、こーでもないとフガフガ言いながら議論しましょう!

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執筆者g.O.R.i
コメント(6件)

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  1. g.O.R.i(コメントID:707166)
    コメント先:Nagi(コメントID:707164)
    「とりあえずMacに憧れるがある」という人をターゲットにした、ネットサーフィン用のパソコンですかね~。Youtubeやnoteを見るだけであればこれで十分かもしれません。 5-6年ほど前まであった無印Macbookのような立ち位置なんですかね?

    なんかそんなイメージな気がします!だからなおさら「MacBook」と呼ばれそうな気がして……!w

  2. g.O.R.i(コメントID:707165)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:707163)
    昨今macOSとiPadOS(iOS)は似通ってきてはいますが別物なのでメモリ容量の比較にiPadを並べるのはいかがなものかと iMac、Mac mini、MacBook Air、MacBook Proとの比較なら理解しやすいと思います

    今AppleがChromebookや低価格帯Windows PCと戦わせているデバイスはiPadだということはご存知ですかね?

  3. Nagi(コメントID:707164)

    「とりあえずMacに憧れるがある」という人をターゲットにした、ネットサーフィン用のパソコンですかね~。Youtubeやnoteを見るだけであればこれで十分かもしれません。
    5-6年ほど前まであった無印Macbookのような立ち位置なんですかね?

  4. 通りすがりの読者(コメントID:707163)

    昨今macOSとiPadOS(iOS)は似通ってきてはいますが別物なのでメモリ容量の比較にiPadを並べるのはいかがなものかと

    iMac、Mac mini、MacBook Air、MacBook Proとの比較なら理解しやすいと思います

  5. 通りすがりの読者(コメントID:707162)

    チップの入れ替えだけやろね多分

  6. 通りすがりの読者(コメントID:707160)

    今690gの富士通のPCを外出用に使ってる身としては、1.3kgになるとほぼ倍だから論外になってしまうんだよなぁ。
    こないだ今更12インチMacBookを試用したけど、あのサイズ感と重さなら許せる感じ。

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