15インチMacBook Airは「スペック不要、大画面希望」ユーザーにとって最高のデバイスになりそう
12インチMacBookの復活を望むネットユーザーは多いが、需要があるのは「薄くて軽い大画面ノート」か
今、15.2インチ型ディスプレイを搭載した大型「MacBook Air」の話題が熱い。ディスプレイ業界のサプライチェーン調査会社のCEOを務めるRoss Young氏は、13.3インチモデルも13.6インチに大型化され、2023年後半に登場すると予測している。
Apple情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏によると、ディスプレイの大型化に伴い電力消費は増すが、Appleは現行製品で使用されている30Wで充電可能にすることを目指しているという。本体の形状やサイズとの関係性は不明だが、名称は「MacBook Air」にならない可能性も指摘している。
ネットでは12インチMacBookの復活を望む声は耳にするが、Appleは小型化より大型化に需要を見出しているようだ。2022年の新型iPhone(iPhone 14)はminiモデルが廃止され6.7インチモデルが追加されるとの噂だ。MacBook Pro(2021)は14.2インチと16.2インチに大型化し、iPad miniは7.9インチから8.4インチになっている。ディスプレイサイズを変えずに本体を小型化する戦略は見られず、大型化する傾向にある。
Appleは15インチMacBook Airを投入することで、どのようなターゲット層を狙っているのだろうか。
「スペックは不要だが大画面を必要とするユーザー」ってどんな人?
大画面がお手頃な価格で手に入る幸せ
ディスプレイが大きいことで得られるメリットは、作業スペースの広さとバッテリー駆動時間の増加だろう。いずれを満たしたい場合、現在は16インチMacBook Pro以外の選択肢がない。最小構成のモデルでも299,800円は掛かる。
一方でMacBook Airは115,280円から。フルスペックでも230,780円だ。MacBook Proの14インチと16インチモデルは、同じ構成の価格差は22,000円。今後の経済状況次第だが、15インチモデルは15万円から購入できる可能性がある。
スペックは必要ないが、大画面が活きるシーンとは
マシーンスペックを必要とする作業は、画面スペースは広いほうが作業効率は上がるだろう。しかしマシーンスペックを必要としていない作業でも、画面スペースはあることに越したことはない。
エクセルを使う際は、2枚のウィンドウを広く並べられたほうが効率が良い。レポートを作成する際は、ブラウザやファイルを開きながら書き上げられる。従来どおりの13.3インチディスプレイでもこなせるが、画面スペースが広くなれば作業がしやすくなることは明白だ。外部ディスプレイに頼らず、単体での作業効率アップが期待できる。
MacはAppleシリコン化によって、かつて無いほど長時間のバッテリー駆動を実現した。MacBook Proは14インチより16インチのほうが電池持ちが優れているように、15インチMacBook Airは驚異的な電池持ちが期待できる。
現行MacBook Airと同様にファンレス設計だとすれば、15インチMacBook Airは最高の動画視聴デバイスにもなる。長い空の旅でも、MacBook Airよりも先にユーザーが電池切れしてしまうだろう。
密かに需要がありそうなのは、老眼ユーザー。MacBookはディスプレイの疑似解像度を数種類から選択でき、大きくすることで文字が見やすくなる。ディスプレイが大きくなれば、表示できる情報量は格段に増える。
15インチMacBook Air、2023年後半に登場の噂
15.2インチディスプレイを搭載した新型MacBook Airは、13.6インチに大型化したMacBook Airとともに2023年後半の登場が予測されている。「MacBook Air」から名称が変わるのであれば「MacBook」の復刻を希望したい。MacBook Proと位置づけの違いが明確になり、ネーミングで端末選びがしやすくなる。
2023年には、14インチ/16インチMacBook Proの新モデルも登場する見通しだ。2022年秋は”前例のない”怒涛の新製品発表ラッシュになるとの噂だが、2023年はMacBookユーザーにとって盛り上がる1年になりそうだ。
【アンケート】15インチMacBook Air、出たらほしい?
— g.O.R.i(ゴリミー管理人) (@planetofgori) 2022年3月29日
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