M2 MacBook Proを買うか悩んでる？背中を押してあげましょう

重い？とは言っても、Airと160g差だぞ。

「MacBook Airは圧倒的に軽い、MacBook Proは圧倒的に重い」と思っている人は、Appleマーケティングチームの手のひらで転がされている。

MacBook Airのほうが軽いのは事実だが、その重量差はたかが160g。大した差ではない。カバンの中に入れてしまったら気づかない。それより長時間バッテリーで不要になったモバイルバッテリーを抜けば、簡単に160gぐらい軽くなるよ。

Macの比較より

デザインが古い → 6年以上にわたって細かく改良された”完成品”

確かに筐体は何年も使いまわしているデザインだが、決して悪いデザインではない。Appleが6年以上にわたって採用しているのは満足している証拠であり、ある意味”完成されたデザイン”と捉えることもできる。

M1 MacBook Pro

ベゼルの厚みは写真で見ると気になるが、一般的にはベゼルを見ながら作業しない。見ているのはディスプレイだ。ノッチが気にならなくなるのと同じように、ベゼルも忘れる。安心してほしい。

スピーカーの性能がAirに劣る → 結局AirPods使うでしょ？

現地でM2 MacBook Airのスピーカー性能を体感した人によると、没入感が増しているという。スピーカーの性能が優れていることに越したことはないが、結局はAirPodsを付けて作業していないだろうか。スピーカーを使う機会は限られているとすれば、スピーカー性能は重要ではない。

FaceTimeカメラの画質が低い → 秋にはiPhoneがウェブカメラになる

残念ながらM2 MacBook ProのFaceTimeカメラは720pのまま。フルHDになってほしかった気持ちはわかるが、安心してもらいたい。50万円近くするStudio Displayでさえも、FaceTimeカメラに超広角レンズを搭載するという余計な仕様変更をしたことで、画質が荒れている。

ウェブカメラに画質を求めるのであれば、外付けのサードパーティ製品が最適。今秋リリースされるmacOS Venturaでは、iPhoneをウェブカメラ化できる神機能が実装される。

macOS Venturaの新機能「連係カメラ」

MacのFaceTimeカメラがフルHDになろうと、iPhoneのカメラ画質には敵わない。数ヶ月もすれば、Macの内蔵カメラはお役御免だ。M2 MacBook Airの優位点にもならなければ、M2 MacBook Proの欠点にもならない。ソフトウェアで解決するApple、すごい。

MagSafe充電がない

MagSafe充電があるメリットは、2つのポートを同時に使用できること。逆に言えば、2つのポートを同時に使用しなければMagSafeは不要だ。

MacBook Pro（2021）では、MagSafe充電はほぼ使う機会がない。M1 MacBook Proを使っていた頃も、自宅ではThunderbolt 3ドックを使用、外出時はバッテリーが持ちすぎて充電する機会がない。周辺機器に接続する機会が多い人であれば2つのThunderbolt/USB 4ポートをフルに活用できたほうが便利だが、そうでなければMagSafeがなくても困らない。

変わっていないという安心感。さあ、ポチるのだ

ここまで読み進められていれば、心配も悩みもないだろう。M2 MacBook Proを買う心の準備は整った。あとは6月16日（金）の21時以降、購入ボタンを押すだけだ。

構成の選び方としては、負荷の高い作業をしなければメモリ（RAM）は8GBで十分。メモリヘビーな作業を行う人以外は、16GB、24GBは不要だ。

ストレージは現在のマシーンを参考に選ぶのが確実だろう。僕はローカルストレージにRAWデータを大量に溜め込むため、1TB以上を選ぶ。一般的には512GBもあれば十分だ。

誰に何と言われようと、欲しいときが買い時だ。安心して買いなさい！