Sony 、ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」を発表ーーノイキャン性能が4倍に
Sonyは8月30日、最新のノイズキャンセリング対応ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM3」を発表した。
特徴は、ノイズキャンセリング用のプロセッサ「QN1」を搭載したことにより、ノイズを大幅に低減することに成功。前モデルである「WH-1000XM2」と比較して4倍もの性能を実現したという。
価格は349.99ドル、米国で9月に発売予定
僕自身、今回発表されたワイヤレスヘッドホンの初代モデルにあたる「MDR-1000X」を愛用している。ノイズキャンセリング機能はピカイチで、飛行機に乗った際もエンジン音が全く気にならず、不快感が全くないまま離着陸することができたことを覚えている。
そのノイズキャンセリングの性能が4倍にもなるとは一体どういうことだ。逆に怖いのではないかと不安になる。
変わったのは、ノイズキャンセリング性能だけではない。デザインも変更され、公式のスペックシートによると、「WH-1000XM2」と比較して約20g軽量化されているとのこと。本体重量は255g。
The Vergeによるとイヤーカップのクッション性やヘッドバンドも改善され、付け心地が良くなっていることが期待される。
充電用ポートはMicro USBからUSB-Cに変更されている。これは賛否両論ありそうではあるものの、世の中が確実にUSB-Cの方に向かっていることは明確であるため、遅かれ早かれ変更されていただろう。
残念ながらUSB-Cポートは充電専用。USB-Cポートを搭載しているAndroidスマートフォンでも直接繋げて音楽を聴くことはできず、有線接続をしたい場合は引き続き3.5mmのヘッドホン端子を使用する必要がある。
その代わりに、USB-Cポートになったことによって急速充電が利用可能になった。10分の充電で最大5時間の再生時間を確保することができるので、充電し忘れが多い人にとってはありがたい仕様だ。
なお、フル充電では最大30時間の連続再生が可能。
ソフトウェア面でも改良が加えられている。ユーザー自身が自動オフになるまでの時間を指定することが可能になり、「クイックアテンションモード」も操作の見直しが行われている模様。前モデルに引き続き、「Googleアシスタント」にも対応している。
「WH-1000XM3」の価格は349.99ドルを予定し、米国で9月に発売予定。日本国内に置ける発売時期や価格については記事執筆時点では明らかになっていない。