Androidのタスク管理アプリ、入れても電池持ちは殆ど向上しない?!
【img via Batteries / Jami3.org】
Androidが出て以来、ずっと課題担っているのは電池持ち。iPhoneもiOS 5になって以来悪化してしまったが、Androidの電池持ちの悪さには定評がある。そこで、各種レビューサイトを筆頭に多くのメディアで勧められているのがタスク管理アプリのインストール。バックグラウンドで起動しているアプリを定期的に強制終了させることによって電池持ちが改善されると思われていた。もちろん、僕もGalaxy S2を買ってから真っ先にインストールしたアプリの一つである。
ところが、タスク管理アプリを入れても端末の電池持ちは殆ど向上しない、という調査結果がPC Worldで取り上げられていたので紹介する。
PC Worldが調査で使用した端末はHTC Evo 3D、HTC Sensation 4G、HTC ThunderBolt、Motorola Droid Bionic、Samsung Galaxy S2の5種類。インストールしたタスク管理アプリは「Advanced Task Killer」。メモリ解放するモードは「Safe」「Aggressive」「Crazy」の3種類あるうち「Safe」を選び、30分おきに解放されるように設定したそうだ。
結果は以下の通り。
【img via PC World】
Galaxy S2を除けば全ての端末の電池持ち時間は向上しているが、最も電池持ちが向上したHTC Evo 3Dでたったの15分。逆にGalaxy S2に関しては電池持ちが悪くなっている。これについては、恐らくメモリ解放をする際に掛かるCPU負荷が結果的に電池を消費しているのではないのだろうか。
定期的なメモリ解放が電池持ちを改善してくれると信じ込んでいていた僕としてはかなり衝撃的な結果となったが、現在アメリカで販売している5端末でしかテストをしていないので、必ずしも効果がないとは言い切れない。ただ、同時に必ずしも効果があるとも言い切れないことも分かった。やれやれ。
今後さらに高スペック化していくであろうスマートフォン端末だが、電池持ちも改善されるようになるといいなあ…。
(via PC World)