Apple Vision ProのRAMは16GB、ストレージは最大1TBか
先行レビューは1月末に公開予定、2月2日に発売
Apple Vision Proには16GBのメモリ(RAM)が搭載されていることが、Xcode 15.2から明らかになった。最新のXcodeはVision Proをサポートしている。
またVision Proの発売日の発表時点では、少なくとも256GBの内蔵ストレージが確認されているが、プレスリリースにはより大きなストレージ容量オプションを示唆する表現で記載されていた。一部の開発者向けキットでは1TBのモデルが存在していたと報告されている。
詳細の仕様やスペックは依然として公開されていないが、M2チップとは別に12台のカメラ、5つのセンサー、6つのマイクからの情報を処理するためのR1チップを搭載していることが分かっている。
Apple Watch以来となる新しい製品カテゴリへの参入を絶対に成功させるべく、Appleは選ばれしメディアやYouTuberを対象に先行レビューのブリーフィングを複数回計画している。初回は1月16日に行い、第2回を1月23日に行うとBloombergの人気ジャーナリストMark Gurman氏が明らかにした。
先行レビューは1月末に公開される。Vision Proは1月19日より予約受付を開始し、2月2日に発売が予定されている。
Apple’s carefully orchestrated Vision Pro reviews plan: a hands-on “experience” with chosen reviewers on Jan 16, a follow up meeting to go over the device again on Jan 23, device then shipped to reviewers. Reviews published at the end of the month. Nothing left to chance.
— Mark Gurman (@markgurman) 2024年1月9日
AppleはVision Proの説明方法についても方針を設けたい意向だ。Appleが公開した開発者向けページによると、「AR」「VR」「XR」「MR」などの表現を禁止しており、「Spatial computing(空間コンピューティング)」を採用するよう案内している。Vision Proを「ヘッドセット」と表現することも控えるように記載されている。
Spatial computing: Refer to your app as a spatial computing app. Don’t describe your app experience as augmented reality (AR), virtual reality (VR), extended reality (XR), or mixed reality (MR).
Don’t refer to Apple Vision Pro generically as a “headset.” The phrase “Apple Vision Pro” can’t be included in your app name, but it can be included in your app description.
なおApple Vision Proの正式表記は「A」「V」「P」が大文字。日本では未だにiPhoneの端末名を正確に書けないろくでもないiPhone系メディアも存在する。製品名ぐらいは正確に記載したいものだ。
日本円にして約50万円に設定されているVision Proだが、Apple情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、Appleのコアファンやヘビーユーザーによって予約開始直後より早々に売り切れると予測している。日本から現地に向かい、何とかして購入したいと意気込んでいる人は多いが、初期ロットの入手は難易度が高そうだ。
(Source: MacRumors)