Apple、App Storeにおける新作ゲームの独占配信に応じるデベロッパーを優遇か?!
スマートフォン向けゲーム市場はデベロッパー同士での戦いが激しくなる一方で、プラットフォーム同士でも熾烈な争いが繰り広げられているようだ。
The Wall Street Journalによると、AppleとElectronic Arts(EA)が「Plants vs Zombies 2」を優先的にApp Storeで配信する代わりにApp Store内でプロモーションを強化し、露出を大幅に増やす契約を交わしたと報じている!
Appleは2ヶ月間最新タイトルを独占配信する権利を獲得
「Plants vs Zombies 2」は大人気ゲーム「Plants vs Zombies」の続編。AppleはEAと交わした契約によって最新タイトルを2ヶ月間独占配信する権利を手に入れたという。事実、「Plants vs Zombies 2」はApp Storeでは2013年8月にリリースされたが、Google Playでは10月まで配信されていなかったようだ。
AppleがEAとこのような取り組みをしたのは初めてのことではない。過去にAppleは「Cut the Rope 2」でも3ヶ月間の独占販売権を得ているとのこと。
他にもAppleはゲームデベロッパー「Asphalt 8」などのゲームで有名なGameloftにも同様の取り組みを提案したそうだが、結果的にApp Storeへの独占配信はせずにApp StoreとGoogle Playの同時配信をしたそうだ。
The Wall Street Journalによると、AppleはApp Storeに限定して配信しているアプリを優遇する方針であると指摘するが、Googleは当然のこと、Amazonも同様の取り組みをデベロッパーと行っていると伝えている。
ゲームはプラットフォームありきではあるが、プラットフォームもゲームありき。今後は人気タイトルに対し、同様の取り組みがより一層激化するかもしれない。
(via 9to5Mac)