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Apple、日本で”Siri不要”の選択を解禁。サイドボタンにAlexaやGemini設定が可能に

iOS 26.2で実装濃厚、App Intents採用でサードパーティ音声アシスタントがサイドボタン起動に対応

Siri presentation at wwdc24

Appleは公式ドキュメントで、日本のiPhoneユーザーがサイドボタンにSiri以外のサードパーティー製音声アシスタントを割り当てられるようになることを明らかにした。9to5Macが報じた。

日本限定で音声アシスタントの選択が可能に

Appleの開発者向けドキュメントによると、日本のユーザーはApp Intentsフレームワークを採用した音声ベースの会話型アプリをサイドボタンに配置できるようになる。現在iPhoneのサイドボタン長押しでSiriが起動する仕様は変わらないが、日本のユーザーはAlexa、Gemini、その他の音声アシスタントを選択できるようになる見込みだ。

By adopting the App Intents framework and offering App Shortcuts, you let people instantly access app functionality and integrate it with system experiences like Spotlight or App Shortcuts. For example, a person might place an App Shortcut you provide on the Action button. In Japan, people might place an action on the side button of iPhone that instantly launches your voice-based conversational app. People expect the voice-based conversational functionality to be instantly available when they launch your app with the side button, so make sure to let them immediately use it by starting an audio session – for example, with AVFoundation.

アプリ開発者がこの機能を明示的に採用する必要がある。ユーザーがサイドボタンを押したときに即座に音声アシスタントを利用できることが期待されるため、Appleは開発者に対して「AVFoundationなどを使用してオーディオセッションを開始し、すぐに使用できるようにすること」を推奨している。

実装に必要な開発者向けの要件

Appleは開発者向けドキュメントで、サイドボタンの長押しで音声ベースの会話型アプリを起動するために必要な手順を詳細に説明している。主な要件は以下のとおり。

  • アプリのXcodeプロジェクトの.entitlementsファイルに「com.apple.developer.side-button-access.allow」エンタイトルメントを追加する
  • アクティベーションアプリインテントスキーマに準拠したアプリインテントを作成する
  • アプリインテントのperform()実装で、音声ベースの会話機能を提供するシーンに移動し、オーディオセッションを開始する

ドキュメントにはアプリインテントの実装例も掲載されており、この新機能が日本限定で提供されることが改めて強調されている。

iOS 26.2での実装が濃厚に

MacRumorsによると、iOS 26.2 beta 3のコード内で「SystemVoiceAssistant」という新しいシステムアプリが確認されており、サイドボタンで起動するアシスタントを変更する機能に関連していると見られる。コード文字列には「Side Button App」という記述もあり、これらの新機能との関連性が示唆されている。

AppleはiOS 26.2での正式実装を明言していないが、今回のbeta 3に含まれる新しいコードを踏まえると、iOS 26.2でのリリースが濃厚になってきた。また日本ではiOS 26.2でサードパーティー製アプリストアのサポートやSafariの検索エンジン選択画面も追加される。Appleは公正取引委員会が定めたモバイルソフトウェア競争法のガイドラインに準拠する形で、これらの機能を実装するとしている。

EU向け展開の可能性も

当初iOS 26.2 beta 3のコード解析では、この機能が欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)に基づいてEUユーザーにも提供される可能性が指摘されていた。今回の公式ドキュメントでは日本限定との記載だが、将来的にEUや他の地域にも展開される可能性は残されている。

Appleはすでに欧州でApple Walletの代替決済アプリをサイドボタンに割り当てる機能を提供しており、今後も各国・地域の規制に応じて同様の選択肢を拡大していく可能性がある。

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更新日2025年11月18日
執筆者g.O.R.i
コメント(3件)

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  1. g.O.R.i(コメントID:706781)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:706780)
    出典元のリンクが切れてる いかが新しいリンク https://9to5mac.com/2025/11/17/iphone-replace-siri-side-button-japan-ios-26-2/

    あれ、本当だ。あざす!

  2. 通りすがりの読者(コメントID:706780)

    出典元のリンクが切れてる
    いかが新しいリンク
    https://9to5mac.com/2025/11/17/iphone-replace-siri-side-button-japan-ios-26-2/

  3. 通りすがりの読者(コメントID:706778)

    これはいわゆるスマホ新法のおかげってこと?

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