写真に写っている人をFacebookのプロフ写真と照合し、特定できるアプリ「Facezam」は登場しない【更新】
「私たちはアイディアをバイラル化させることができる」と謳っているが、こんなクリエイティブ、ありなの?!
僕はまんまと騙されてしまったわけだが、この記事を読んで騙されてしまった皆さん、誠に申し訳ございません。こんな恐ろしい世の中か実現されないことが分かっただけ一安心だが、なんともスッキリしないなあ。
原文はそのまま残しておくので読みたい人は下記からどうぞ。
世にも恐ろしいアプリがリリース間近だ。
街中で撮影した写真に写っている人をFacebookのプロフィール写真と照合し、特定できるアプリ「Facezam」が近日中に登場する。リリース日は3月21日を予定。
流れている音楽にiPhoneをかざすと再生されている曲を教えてくれる「Shazam」をもじったネーミングを持つこのアプリが言われている通りに識別することができるのであれば、リアルにおける匿名性が失われるという、非常に気味の悪い世の中が実現されてしまう。
Facebook、プライバシーポリシーに抵触すると指摘
開発元は既に10,000枚の写真をテストしているとのことだが、なんと精度は70%。想像よりも精度が高く、より一層恐ろしくなる。
もちろん、顔が髪やサングラス、大きい帽子などで一部隠れている場合、認識精度は55%まで落ちる。とは言え、2人に1人は正確に認識できるということになるので、どの道恐ろしいアプリであることには変わりないだろう。
このアプリがリリースされた場合、アプリ上から検索されないようにする方法は存在しない。Facebookに存在する限り、街中で撮られた写真を特定するためのデータとして使用される可能性があるということだ。恐ろしすぎる。
恐ろしいを連呼したくなるほど恐ろしいアプリだが、まだ希望の光がある。Facebookは「Facezam」が同社のプライバシーポリシーに抵触すると指摘。Facebookは同社のデータを利用したアプリはリリース前に必ずチェックする仕組みを取っている。
一方、「Facezam」のファウンダー、Kenyon氏は「この仕組は抵触していない自信がある」と断言。一体どうなるのだろうか。
(via The Telegraph)