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iPhoneでスケボ?未経験者でも楽しめる「Skate City: New York」開発者が語る制作秘話

ニューヨークの街並みを3Dで駆け抜ける革新的なスケートボードゲームの魅力とは

Talking to App Developers WWDC25 09

Skate City: New Yorkは、トロントのSnowmanとノルウェーのAgensが共同開発したApple Arcade向けスケートボードゲームの続編だ。前作「Skate City」(2019年リリース)の流れを汲みつつ、ニューヨークの街並みを舞台にした没入型の体験を提供している。

開発者たち自身がスケートボーダーとして育ち、「Tony Hawk’s Pro Skater」や「Skate」シリーズに影響を受けてきた背景がある。長らく新しいスケートボードゲームが登場しなかったことから、スケートボードの「真の精神」——近所を探索し、その瞬間に没頭するような体験をモバイルで提供したいという思いから制作に至った。

Flappy Birdを超えた3D体験の魅力

実際にプレイしてみると、Flappy Birdのような障害物回避ゲームの流行と通じる部分がある。しかしニューヨークの街並みを堪能しながら3Dで楽しむ描写は別次元だ。トリックを繰り出したり、警察官に追いかけられたりと、各々の楽しみ方がある自由な世界観が魅力的である。

Talking to App Developers WWDC25 08

子供から大人まで誰でも簡単に始められ、しかし奥深く練習を続けられるように設計されている。この絶妙なバランスが、スケートボード未経験者でも楽しめる理由の1つだろう。

動的に変化するニューヨークシティ

ゲームの舞台となるニューヨークシティは「最大のスケートスポット」として選ばれた。ランを実行するたびにルートが異なり、障害物、通行人、ストリートパフォーマー、工事現場などが動的に変化する仕組みが採用されている。

これらの要素が新しい探索方法を提供し、ハイスコアを狙うためのコンボを繋げる機会を生み出す。転倒するとランが終了するが、すぐに再挑戦できる設計だ。180以上の目標が用意されており、毎月のアップデートや毎週のチャレンジにより、常に新しい要素が追加される。

2.5Dの奥行きある表現により、グラインドやジャンプで同じレーンに留まるだけでなく、グラインドし続けることで背景へと移動し、同じ空間の新しいルートを開拓できる。この多層的なゲームプレイが、単調になりがちなランニングゲームに深みを与えている。

直感的な操作とコントローラー対応

操作は非常に流動的で覚えやすく、現実のスケートボードを忠実に再現している。XboxやPlayStation 4のコントローラーをBluetooth経由で同期させることで、コンソールのような体験も可能だ。

従来のSkate Cityシリーズからスキル一覧がさらに充実し、ウォールライド、ボードスライド、リップスライド、タップグラインド、レイトトリックなど、新たなスキルが多数追加されている。網羅性の高いインタラクティブなトリックガイドにより、ビギナーからベテランまで、あらゆるトリックをマスターできる。

予期せぬ出来事がゲームに彩りを添える

セキュリティガードに追いかけられたり、地下鉄に乗って街の異なるエリアに移動したり、スケート大会に参加して観客からの声援を受けたりと、様々なダイナミックなチャレンジがラン中に発生する。常に新しい要素がラン中に差し込まれ、ゲームプレイが柔軟で予測不可能になる仕組みだ。

この予期せぬ展開こそが、単なる障害物回避ゲームを超えた魅力を生み出している。プレイヤーは常に新鮮な驚きを体験でき、飽きることなくゲームを続けられる。

多様なプレイスタイルに対応したモード設計

Talking to App Developers WWDC25 07

フリースケートモードでは、よりリラックスした体験が可能だ。衝突してもすぐに立ち上がってスケートを続けられ、ゲームオーバーになるような「結果」がない。セントラルパーク、マンハッタン、クイーンズ、ブルックリンといったエリアを、プロシージャル生成なしで自由に探索できる。

特に注目すべきはレコーディングモードだ。様々なカメラアングルから街の様子を映し出し、アクションに近づくことも可能である。現実のスケートボードで友達に撮影してもらい、後で動画を編集するような体験をミラーリングしており、録画した動画はスローモーションを追加したり、デバイスに保存して後で編集したり、オンラインで共有したりできる。

チャレンジモードでは各レベルをクリアして新たなスキルを身につけ、スケートクレジットを獲得する。プロスケートモードでは最高のスケーターたちと競い合い、ハイスコアを獲得してランキング上位を目指せる。

個性を表現するカスタマイズ機能

スケートショップでは圧倒的な数のコレクションをアンロック可能で、デッキやトラック、ヘアスタイル、肌の色、ストリートウェアまで、あらゆる要素をカスタマイズして個性的なスケーターを作成できる。この細かなカスタマイズ要素が、プレイヤーの愛着を深める要因となっている。

Skate City: New York」は、スケートボード未経験者でも気軽に始められ、同時に本格的なスケートボード文化の魅力を体験できる革新的なゲームアプリだ。ニューヨークの街角で繰り広げられる自由度の高いスケートボード体験を、ぜひiPhoneで味わってほしい。

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特集
公開情報
更新日2025年06月16日
執筆者g.O.R.i
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