米TikTok騒動、サービス復活もApp Store復帰は不透明
トランプ次期大統領が規制緩和を約束 Appleは慎重な姿勢を維持
米国でTikTokのサービスが一時停止となった問題で、トランプ次期大統領の介入により、わずか1日でサービスが復活した。TikTok側はアプリ内で「トランプ大統領の尽力による」と発表している。
American users opening TikTok are being greeted with a message crediting Donald Trump for restoring the app:
“Thank you for your patience and support. As a result of President Trump’s efforts, TikTok is back in the U.S!” pic.twitter.com/yEkyPVdrJb
— Pop Base (@PopBase) January 19, 2025
法規制とAppleの対応
昨年成立した外国企業管理アプリ保護法により、中国ByteDanceは国家安全保障上の懸念からTikTokの売却を求められていた。この法律が1月19日に施行され、AppleはApp Storeから米国向けTikTokアプリを削除。数十億ドルの罰金リスクを避けるため、慎重な対応を取っている。
新政権の動き
現地時間20日に就任したトランプ次期大統領は、TikTok規制法の執行を一時的に停止する大統領令を発令する意向を表明。これにより、TikTokのサービス継続が可能となった。ただし、App Storeへの再掲載については、Appleが状況を見極めている段階だ。
なお、Appleは公式文書で「事業を展開する地域の法律に従う義務がある」と説明。TikTokに加え、CapCutやLemon8など、ByteDance関連のアプリすべてが米国向けApp Storeから削除されている。