【Google I/O】Google、「L Developer Preview」を公開!洗練された次期Android OSのデザインが明らかに
GoogleがBloombergとのインタビューで予告していた通り、Googleは「Google I/O」にて次期Android OSを「L Developer Preview」として公開した!
驚くべきことではないかもしれないが、次期Android OSも今までよりもさらにフラットなデザインを採用。「Material Design」と呼ばれるインタフェースを導入し、フォントからアウトラインまですべてがシンプルになっている。アニメーションもよりスムーズに動作し、自然な動きが実現されているようだ。
変化が最も明確なのは画面上に表示されている3つナビゲーションボタン。ボタンデザインが三角形、丸、四角形という極限までシンプルなデザインに取り替えられていることに衝撃を受けたのは僕だけではないはず。
通知も強化!アプリの色合いとUI要素を合わせることも可能に!
「L Developer Preview」はOSとしてのデザインがシンプルになり洗練されただけではなく、アプリとのデザイン連携も強化され、アプリとOSの間で一体感が生まれるように考えられているようだ。
デベロッパーはアプリ内の要素において「Elevation Value」と呼ばれるものを指定することができるようになる。これを利用することによってUI要素同士が重なっているというレイヤー感を演出しやすくなるとのこと。
メニューバーのカラーをアプリの色合いを合わせることも可能になった。例えば、以下のようにRdioのアプリのブルーに合わせてメニューバーもブルーになっていることが分かる。
「Android TV」や「Android Wear」など、様々なプラットフォーム用に最適化したアプリケーションを開発しやすくするために、Googleはデベロッパー向けに様々な開発ツールを用意しているとも伝えられている。家庭用テレビから自動車、ウェアラブルまで幅広いデバイスタイプにリーチしているGoogleだが、デベロッパーにとってはアプリを横展開するのはこれらのツールによって多少実現しやすくなるかもしれない。
Googleは「L Developer Preview」におけるGmailアプリも発表している。以前紹介した通り、文字間のスペーシングやフォントの見直しが実施されている。
次期Androidバージョンでは通知周りも見直しが実施される模様。通知そのものがカード型のインタフェースを採用し、ロック画面で通知を確認し、削除することができるようになる。通知を下にスワイプすると通知リストが一覧で表示され、通知をダブルタップするとアプリが起動する仕組みだ。
Googleは今回、新しいデザインに切り替えるにあたってデベロッパー向けにデザインガイドラインなど各種情報をまとめたページを公開している。以下からどうぞ!
今後Googleが推していくとされる「Material Design」についてはGoogleが公式の動画を公開していたので、載せておく!
次期Androidは機能だけではなく、端末としての性能向上にも貢献するようだ。「Project Volta」と呼ばれるプロジェクトではバッテリーの消費を抑えるモードの開発が進められているとのことで、次期Androidを搭載したデバイスの電池持ちが最大90分伸ばすことができるそうだ。
(via The Next Web)