Google、「Google+」の一般ユーザー向けサービスを終了へ
Googleは現地時間10月8日、「Google+」の一般ユーザー向けサービスを終了することを発表した。
終了理由は、ユーザー使用率が低いことおよび開発の継続が困難であること。今後10ヶ月で移行に関する手順などの情報を提供するとのこと。
なお、エンタープライズ向けの「Google+」は引き続き提供され、ビジネス用途の新機能を今後発表するとのこと。
個人情報に無断アクセスできるバグも発見、50万件以上のアカウントに影響か
Googleは年初にサードパーティに対するGoogleアカウントやAndroidデバイスの情報提供に関する棚卸し作業を実施。これを「Project Strobe」と呼び、プライバシーに関する懸念からAPIが利用されていないプラットフォームや、必要以上なアクセス権を与えている可能性があるプラットフォームが精査された。
その一環で「Google+」が終了することが決定。理由は「Google+」が一般ユーザーおよびデベロッパーに浸透せず、アプリでもほとんど使われていないことが判明。90%のユーザーセッションは5秒以下だったという。
「Google+」の一般ユーザー向けサービスに関するAPIを開発および維持するのは非常に困難であることに加え、ユーザーの名前、メールアドレス、職業、年齢、性別などの非公開にしていたはずの個人情報にアクセスできてしまう、プライバシーに関するAPIのバグを発見。
これらのバグは2018年3月に対応済み。これらのAPIはセキュリティ目的でデータ保持期間を2週間に設定しているが、50万件以上の「Google+」アカウントが影響を受け、438本ものアプリケーションがこのAPIを使用している可能性があると分析。
幸いにもこれらのバグに気付いた開発者は確認できず、APIを悪用した形跡もないという。
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