「Google Pixel 3a」は「Pixel 3」と同じカメラ搭載で5万円以下
Googleが開発者向けのイベント「Google I/O 2019」にて、最新のスマートフォン「Pixel 3a」および「Pixel 3a XL」を正式に発表した。
「Pixel 3a」の特徴はマジョリティの人に必要とされる機能を厳選し、価格を抑えていること。10万円前後で販売されていた「Pixel 3」に対し、「Pixel 3a」は5万円以下から購入することができるのだ。
本日5月8日からGoogleストアで予約受付が開始され、5月17日(金)に販売開始される予定。
デザインは継承、ワイヤレス充電や防水仕様には非対応
「Pixel 3a」は「Pixel 3」のコスパモデル、「Pixel 3a XL」は「Pixel 3 XL」のコスパモデルとして位置づけられ、デザインは基本的に同じだがディスプレイサイズや電池容量は異なる。
「Pixel 3a」は5.6インチ型フルHDディスプレイとなっていて、電池容量は3,000mAh。一方、「Pixel 3a XL」は6.0インチ型ディスプレイを搭載し、電池容量は3,700mAh。どちらもワイヤレス充電には対応していないが、USB-Cポートを搭載し18Wの急速充電に対応している。
「Pixel 3a」に採用されている外向きカメラは、スマートフォン・カメラの中でもトップクラスに良い写真が撮影できると評判の「Pixel 3」シリーズに搭載されているカメラと全く同じものが採用されている。
ただし、内向きカメラに関してはデュアルレンズではなくシングルレンズ。視野角は84°となっていて、「Pixel 3」の75°/97°のちょうど中間ぐらいとなっている。
気になるのはCPU性能。「Pixel 3」シリーズが「Snapdragon 845」であるのに対し、「Pixel 3a」シリーズは「Snapdragon 670」を採用。ミドルレンジCPUを搭載していることに加え、画像処理エンジン「Pixel Visual Core」も非搭載。
メモリ(RAM)は4GBとなっていて、上位機種と同じ。
「Pixel 3a/3a XL」は防水性能には対応しないものの、FeliCaは内蔵されているため「おサイフケータイ」機能は利用できる。また、未だに愛用者が多いヘッドホン端子も健在。
ストレージ容量は64GBのみ。カラーバリエーションは「Just Black」「Clearly White」「Purple-ish」の3色展開。