iOS 12:隠れた新機能・変更点まとめ
「iOS 12」は劇的な進化ではないかもしれないが、痒所に手が届くアップデート内容である。旧端末でのパフォーマンス向上、新しいアニ文字の追加やミー文字の登場、スマホ使いすぎ防止機能「スクリーンタイム」などの用意などがある。
厳選したイチオシ機能は下記記事にまとめてある。
もちろん、メジャーアップデートとなれば、目立つ機能ではなくても日頃の使い勝手を向上してくれる新機能や変更点はまだまだ沢山ある。「iOS 12」の”隠れた”新機能や変更点をピックアップしたので、それらを紹介する!
壇上で発表されなかった「iOS 12」の新機能や変更点
Siriで懐中電灯(フラッシュライト)をオン・オフ可能に
Siriで懐中電灯のオン・オフが切り替え可能になった。意外と便利。
「iPhone X」のディスプレイを点灯させる瞬間はスクショが撮影されない仕様に
これは実際に試してみないと分からないが、確かにポケットから取り出した瞬間に意識的にスクリーンショットを撮るようにボタンを押しても、撮影されない。
単純に画面が点灯した状態ではない。加速度センサーや本体の向きなどを加味して複合的に判断しているように見える。
アニメーションがよりスムーズに
「iPhone 6」でも動作が快適に感じられるようにパフォーマンスの最適化を行ったと話していたAppleだが、「iOS 12」は全体的にアニメーションが滑らかになっている。
下記映像を見ていると言われてみれば滑らかになっているような気もする。気のせいかもしれない。
This is how iOS 12 is running on my iPhone X. Very smooth. Feels faster than 11.4 #wwdc18 pic.twitter.com/of4cLj3Pxn
— Guilherme Rambo (@_inside) June 5, 2018
SMSによる認証コードの自動入力機能
ワンタイムパスワード用の認証コードをSMSで受信した場合、入力したいアプリと「メッセージ」アプリを行ったり来たりしないといけないので面倒である。
「iOS 12」では、SMSを受信すると認証コードを認識し、自動的に入力フォームに認証コードが貼り付けられる仕組みが提供されているようだ。
サードパーティのパスワード管理アプリによるパスワード入力が容易に
現在、「1Password」などのサードパーティ製パスワード管理アプリで管理しているパスワードをウェブサイトで入力する場合、共有シートから一度アプリを呼び出してから入力する必要がある。
「iOS 12」ではサードパーティのパスワード管理アプリでもQuickTypeのサジェストとしてパスワードが表示されるようになる。めちゃくちゃ便利!
What a wonderful present for us at WWDC this year! Thank you to all our friends at Apple for this great new API. #1PasswordAutofill pic.twitter.com/jpvRVogslS
— 1Password (@1Password) June 5, 2018
「Face ID」に2つめの顔が登録可能に
「Touch ID」は最大5本の指を登録することができたが、「Face ID」は「iOS 12」からようやく2つめの顔を登録することが可能に。
ただし、「2つめの顔」は「1つめの顔」の補助的存在として扱われるため、2つめに登録した顔を削除すると1つめも削除される仕組みのようだ。
上方向にスワイプで「Face ID」のやり直しが可能に
失敗しても手間少なくやり直すことができるので非常に便利。
ソフトウェア・アップデートの自動適用機能
「iOS 12」にはソフトウェア・アップデートを自動的に適用する機能が用意されている。
基本的に最新バージョンにアップデートした方が良いが、過去1年間のAppleを見ているとリスクも存在するため、自らアップデートする習慣があればわざわざ自動化させておく必要もない気がする。
ポートレートモードが改良
検出精度が向上し、「ポートレートモード」で設営した写真がよりパリッとするように。実際に使ってみると、確かに以前ではもっとボヤッとしていたであろう写真も輪郭がハッキリしているような気がする。
iOS 11 depth data vs iOS 12 portrait matte. The edge details are crazy. Also, I need a shave. pic.twitter.com/X3gwgNABTl
— Ben Sandofsky (@sandofsky) August 8, 2018
AirPodsに「ライブ・リスニング」機能が追加
「AirPods」を補聴器のような使い方ができるように。
簡易アクセスで通知も指が届くように
「iPhone XR」も「iPhone XS Max」と同じポイント数であることから、さらなる大画面化が進む可能性が高まっている今日この頃。画面上部にアクセスするためには「簡易アクセス」が重要。
「iOS 12」からは通知も降りてくるようになった。意外と便利!
新しい壁紙の追加
「iOS 12」には標準で新しい壁紙が追加されている。
Apple Musicで歌詞から曲を検索することが可能に
精度はまだイマイチ。でも検索の範囲が広がるだけでもありがたい限り。
3D Touch非対応のiPhoneでもトラックパッド機能が利用可能に
「iPhone XR」が「3D Touch」に対応しないため、非対応機種でも利用可能にしたのではないかと見られる。
AirDrop経由でパスワードを共有することが可能に
メールなどで送信するのではなく、「AirDrop」を使えばスマートにパスワードが共有可能。
「写真」アプリで共有用のiCloudリンクが生成可能に
画像をそのまま送信するのではなく、その画像を開くことができるURLを相手に送ることができる機能が追加された。これは役立つシーンも多そう。
実際に共有されたリンクを開くとこのような画面が表示される。
QRコードリーダー用のアイコンがコントロールセンターに追加
カメラアプリでもQRコードを読み取ることができることには変わりないが、別途QRコード読み取り用のアイコンが用意されている。
試してみたい人のために、gori.meへのQRコードを置いておく。
マークアップのカラーパレットが充実
以前よりも格段に選択可能なカラーが増えている。
Siriが著名人や食事の情報について説明できるように
以前はただひたすらウェブの検索結果を表示するだけだった。
その他の「iOS 12」に関する最新情報は「iOS 12まとめ」からどうぞ!