「HomePod」の下位モデルと新型Apple Pencil、今秋発表か
Marin Hajek氏による将来の「HomePod」シリーズ(コンセプトイメージ)
「HomePod」の下位モデルもよびApple Pencilの新モデルが今秋に発表されるとRosenblatt SecuritiesのJun Zhang氏が予想している。
いずれの製品についても詳細の性能は不明。同氏は過去に未発表情報を正確に伝えた実績もなく、情報ソースやその情報の入手方法についても明かしていないことから、信憑性は疑わしい。
「Echo Dot」に対抗する製品を発表する可能性は?
同氏は「Amazon Echo」の成功から学び、下位モデルを追加することによって年間600万台の出荷が予定されている「HomePod」が1,000万台を超えると予想。「Echo」シリーズには「Echo Dot」という機能やスピーカー性能を抑えた小型モデルが用意されている。
ただ、果たして本当にそのような製品を発表する可能性はあるのだろうか。
大前提として、「HomePod」はスマートスピーカーではなく高音質スピーカーという位置付けとしてAppleは発表している。この時点でAmazonの戦略とは異なり、各部屋に配置できるスマートスピーカーとしての役割は考えられていないように見受けられる。
そもそもスマート家電などの操作をしたいのであれば、手元にあるiPhoneやApple Watchで十分なのだ。
その上で重要なのは、高音質スピーカーというブランディング。本体内部の大部分は一般発売後も評価され続けているサウンドクオリティを実現するために使われていると見られ、小型化した場合は音を犠牲にすることになる。
スマートスピーカーとしての機能が競合他社に劣っている現状で、武器である音質を犠牲にしたモデルをあえて用意する必要性が見出だせない。
確かに349ドルという価格帯はスマートスピーカーとしては高価だが、スマートスピーカーではなく高音質スピーカーであることを考えると「むしろ安い」と一部では評価されている。値下げすればその分購入のハードルは下がるかもしれないが、少なくとも年内に発表するとは思えない。
Apple Pencilの新モデルに関しては、2017年3月に発表されると噂されて以来、進展がない。SurfaceシリーズのようにiPad本体の側面にマグネットで引っ付く機能やiPhoneで利用できる小型モデルの登場などの噂もあった。
Zhang氏はこれまで新しい「iPhone SE」やTrueDepthカメラ搭載のiPad Pro、iPhone 8 Plusの「(PRODUCT)RED」モデルが登場する可能性を指摘している。
(via AppleInsider)