「HomePod OS 12」、通話機能や複数のタイマーをセットできる機能をサポートか
「HomePod」は、そのデザインや音質は高く評価されている一方で、Siriが他の音声アシスタントに比べてできることが限られているため、評価されていない。
中でも欠点として指摘されていたのは「HomePod」から発信できないこと、そして1つのタイマーを設定するとそのタイマーが終わるまで別のタイマーを設定できないこと。
iGenerationによると、「HomePod OS 12」のプライベートベータ版ではいずれの機能も実装されると伝えている!
ボイスメールや着信履歴の確認も可能に
「HomePod」には通話機能は実装されているが、何かと使い勝手が悪い。連絡先情報が同期されていないため、誰かに電話をかけることはできなかった。発信する場合はまずはiPhoneで行い、その後「HomePod」に切り替えるという手間が必要。
また、着信した場合も「HomePod」は着信したことを知らせてくれず、まずはiPhoneで着信を受け、その後「HomePod」に切り替えなければならない。
次期アップデートではこれらが改善されている他、ボイスメールや着信履歴の確認も可能になるとのこと。また、「iOS 12」で利用可能になる「FaceTime」の複数人対応にあわせて、Appleは「HomePod」が音声のみで参加できることを発表していた。
複数タイマーを利用できる機能は、設定したタイマーに名称を付けることによって同時進行で別々のタイマーをセットできる、というもの。すでにAmazonの「Echo」シリーズでは利用できることもあり、1つしかタイマーが利用できないことに対し、海外では一部で強く批判されていた。そんなにタイマーって大量に使うっけ?
「HomePod OS 12」では他にも「Find My iPhone」機能に対応し、iPhoneから音を鳴らすことによって家のどこにあるのか(そもそも家の中にあるのか)を知ることが可能に。また、「ホーム」アプリでは新たに「Wi-Fi修正ボタン」なるものが追加されている模様。
現行の「HomePod」は本体がどのWi-Fiネットワークに繋がっているのかさえも確認できなかったが、次期アップデートではペアリングされたiPhoneと同じWi-Fiに接続させることができる模様。
「iOS 12」は今秋正式リリース予定となっていて、「HomePod OS 12」も同時期に提供される見通し。なお、「HomePod」本体の日本国内における販売時期は未だに不明だ。
(via 9to5Mac)