「HomePod」の初期プロトタイプは高さ1メートルもあった

HomePod Hero Image

Appleにとって「HomePod」は新しい製品ジャンルではない。「AirPods」と同じように、あくまでもApple純正の音楽アクセサリーの1つとして位置付けている。

もともとは単なるサイドプロジェクトとして5年前に始動した「HomePod」。関わっていたのはMacを担当する複数のオーディオエンジニアだった。

開発着手してから2年、2014年にAmazonの「Echo」シリーズ発表に不意を突かれたものの、実機を分解した結果、「Echo」の音質は当時着手していたものと比較して劣っていることを確認し、「より良いスピーカー」を開発することに集中したという。

つまり、「HomePod」はもともとスマートスピーカーとして開発がスタートしたのではなく、ハイエンドスピーカーを目指していたのだ。

「HomePod」の目標は「ハイエンドスピーカー」だった

これらの情報はBloombergが「HomePod」が登場に至るまでの経緯を紹介し、判明。

同プロジェクトは中止と再開を何度も繰り返し、複数のプロトタイプを経て現在の形に至ったと言う。中には高さ約1メートルのものもあれば、メッシュ加工されたディスプレイを搭載したパネル型のものもあった。

学生寮の中、リビングルーム、仕切りのない広いスタジオおパートなどの環境でテストが行われ、搭載されている6つのマイクは会話中はもちろんのこと、食洗機やテレビの音に影響されずにユーザーの声を拾えるように試され、振動対策が施され、落下テストも実施されたという。

複数のカラーモデルも検討されていたようだが、最終的にはホワイトとブラックの2色展開になったという。

「HomePod」は「Echo」に比べると自由度が低いが、それは最初から「スマートスピーカー」を目指していなかったから。個人的には “スピーカー” と謳っておきながら音質が悪いスピーカーを置くのはナンセンスだと思っているので、Appleの着眼点には納得。

とは言え、世の中としても音声操作・音声認識に対する感心が高まっているので、「HomePod」に限らず、Siriを中心に利用できる機能の幅を広げてもらいたいと思う。

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