【レビュー】iPhone XS Smart Battery CaseーーApple純正バッテリーケースは最強&最高
「iPhone XS Max」から「iPhone XS」に戻した時に一番欠点であると感じたのは電池持ち。
物理的に小さい分、搭載されているバッテリーが小さくなってしまうので仕方ないことだが、各SNSのタイムラインを長め、LINEを返し、ブラウジングしたりYouTubeしている合間に可愛い娘の写真を撮っているうちに電池持ちがみるみる減っていってしまう。本当にハードに使っていると1日保たないのだ。
そこで今年1月16日に突如発売された「iPhone XS Smart Battery Case」のホワイトモデルを購入。本体は重くなってしまうが電池持ちが驚くほど長持ちし、iPhoneの電池がなくなる心配から解放される。モバイルバッテリーも持ち運ぶ必要もなくなる!
どれぐらい電池持ちが伸びるのかというと、連続通話時間は最大20時間から最大33時間に(+13時間)、インターネット利用時間が最大12時間から最大21時間(+9時間)、ビデオ再生時間が最大14時間から最大25時間(+11時間)にもなるのだ!
iPhoneをバリバリ使う人は今すぐ「iPhone XS Smart Battery Case」を買った方が良い!
外観:Apple純正品質、出っ張りも重さもすぐ慣れる
まずは外観から。僕が購入したのは「iPhone XS」用。Apple純正のシリコンケースをベースとしてバッテリーを内蔵したような質感となっている。
内側には柔らかいマイクロファイバーの裏地が貼られ、本体の出し入れはスムーズ。本体上部を折り曲げるようにして開け、本体をスライドするようにして入れる。ケース底面にはLightning端子があり、iPhoneのLightningポートに挿し込まれた状態で折り曲げたケースを再度覆い、装着完了。

本体の重量は約100g。iPhone本体に装着すると重量は約274gになり、本体の重さに文句を言っていた「iPhone XS Max」の208gを大幅に上回る重さとなってしまうが、不思議や不思議、使っているうちに慣れてしまう。

背面には大きな出っ張りがあるが、これもなぜか慣れてしまう。個人的には「iPhone 7 Smart Battery Case」のようなコブ型のデザインよりは好み。

ボタンは「シリコンケース」のホワイトモデルと完全に一致。押し心地も良好で操作性も快適そのもの。さすがApple純正品質。

「iPhone XS Smart Battery Case」は「iPhone XS」専用設計となっているため、左右非対称となっているスピーカーグリルの数も合わせてある。その下にはLightningポートが用意されている。

「iPhone 7 Smart Battery Case」のようにケース下部に”アゴ”がない点も魅力の1つ。本体が無駄に縦長にならず、概ね「iPhone XS」の寸法のまま使い続けられる点は良い。
本体上部はスッキリしている。ホワイトモデルを選んだせいか、ポケットに入れていると繊維やゴミなどがくっついてしまい汚れが目立つが、拭き取れば全く問題ない。

本体上部には僅かな縁があり、画面を下向きに置いても当たらない。

充電方法:高速充電、ワイヤレス充電に対応
「iPhone XS Smart Battery Case」にはLightningポートがあるため、有線で充電することが可能。
さらに、「USB-C – Lightningケーブル」とUSB‑PD対応の充電器を使うことによって本体を高速充電することもできる!iPhoneとバッテリーケース、どちらも極力短時間で充電したい時はやはり有線接続が便利だ。
ただ、僕は普段ワイヤレス充電派。仕事中は目の前にある「Logicool Powered Wireless Charging Stand」に置いた状態で充電している。バッテリーケースを付けているとワイヤレス充電は……利用できる。
つまり、「iPhone XS Smart Battery Case」はワイヤレス充電や高速充電などの便利な充電機能を一切犠牲にすることなく、本体の電池持ちを劇的に伸ばしてくれるのだ!
ちなみに「iPhone XS Smart Battery Case」をiPhone本体に装着せず、ケース本体のみを充電することも可能。本体内側にLEDライトが用意され、充電状態が一目で確認できる。
「iPhone X」でも利用できるがカメラ部分にズレが生じる
「iPhone XS」専用設計となっている「iPhone XS Smart Battery Case」だが、「iPhone X」でも問題なく利用できることを確認した。
一部では動作するOSによって動かない場合もあると伝えられていたが、「iOS 12.1」の状態からアップデートしていなかった僕の「iPhone X」は問題なく使うことができた。

ただし、やはり「iPhone XS」専用設計となっているため、カメラ部分にズレが生じてしまう。また、底面のスピーカーグリルも穴が不足している。

実際に使ってみた(日常編&ディズニー編)
では実際に「iPhone XS Smart Battery Case」を装着した状態でどの程度電池が持つのか。とある日、装着した状態で思い出したタイミングで電池残量を取り続けてみた。
日常編(普段よりはちょっと多め)
ついつい癖でワイヤレス充電に置いてしまうので、完全に充電しない状態で使い始めたのが10時前。その約3時間半後、バッテリーケースの電池残量は74%に。

そのさらに1時間半後には56%、さらに約3時間後には18%に。

使い始めて7時間半、ついにバッテリーケースの電池残量がゼロに。約1時間後、iPhone本体の電池が消費され、94%に。

最終的には寝る直前の23時50分までiPhone本体の電池ん残量88%を残して1日を終えた。

せっかくなのでこの日使ったアプリを確認するために「スクリーンタイム」を載せておく。「メモ」アプリが最も長いが、「YouTube」「Safari」「Instagram」が並ぶ。

この日は普段よりも少し使う機会が多かった模様。普段通りワイヤレス充電する機会を時々挟んでいれば、バッテリーケース本体の電池を消費することはほとんどない。
ディズニー編
続いてディズニーで写真をガツガツ取っていた日の電池残量の推移を紹介する。10時39分スタートで、13時過ぎには85%。

時間は飛んで18時過ぎには38%、21時前には12%になっている。

この日は22時で「iPhone XS Smart Battery Case」が電池切れしたが、135枚の写真、約2分半の動画を3本撮影し、普段通りブラウジングや時折テザリングなどもしていたことを考えると、相当持った方だと思う。

iPhoneをハードに使う人は買うべき純正バッテリーケース
これまではiPhoneのあらゆる”無駄”を削ぎ落としてくれるミニマリスティックな「MYNUS iPhone XS CASE」を愛用していたが、ケースを装着した時の美しさや握った時の持ちやすさを犠牲にしてでも「iPhone XS Smart Battery Case」を使うようになった。
理由はやっぱり、電池が持つから。
モバイルバッテリーは常に持ち歩き、常に巨大なカバンを背負っているので荷物になることは全く気にしていないが、電池切れになった時にモバイルバッテリーとiPhoneを繋げながら充電しなければならないのが面倒。
最近ではワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーもあるが、常に本体がずれないようにしないといけないため、使い勝手が悪い。
僕の場合、外出する際にiPhoneでテザリングをすることが多く、「iPhone XS」にしてから「iPhone XS Max」と比べて電池がすぐに減ってしまうことをものすごく不満に感じていた。暫定的にテザリングする際は同時にiPhoneを充電するようにしていたが、あれこれ準備するのが手間なのだ。
「iPhone XS Smart Battery Case」があればモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要がなくなる。iPhoneのケースにもある。背面に純正品の象徴であるAppleロゴもしっかりと描かれている。
片手操作が犠牲にならずに電池持ちが劇的に良くなる。iPhoneをハードに使う人には全力でおすすめしたい。
| 連続通話時間 | インターネット利用 | ビデオ再生 | |
|---|---|---|---|
| iPhone XS用Smart Battery Case | 最大33時間 | 最大21時間 | 最大25時間 |
| iPhone XS Max用Smart Battery Case | 最大37時間 | 最大20時間 | 最大25時間 |
| iPhone XR用Smart Battery Case | 最大39時間 | 最大22時間 | 最大27時間 |

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