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iFixitがAirTag 2を分解、Appleの「改造防止策」を突破。スピーカー無効化は依然として可能

はんだごてで取り外し可能、ストーカー対策は不十分か

iFixitが第2世代AirTagの分解動画を公開し、内部構造や新機能の詳細を明らかにした。特に注目されたのは、Appleが施したとされるスピーカーの改造防止策が実際に機能するかどうかの検証だ。

iFixitが公開した動画によると、第2世代AirTagのスピーカー構造を詳細に分析し、改造防止策の有効性を検証したという。AirTagは過去にストーカー行為などに悪用されるケースが報告されており、特にスピーカーを物理的に無効化されると被害者が追跡されていることに気づけなくなるという懸念があった。そのため、Appleは第2世代で改造を困難にする対策を施したのではないかと予想されていた。

しかし実際に分解してみた結果、スピーカーコイルと基板を繋ぐ2本の細いワイヤーをはんだごてで取り外すことが可能で、スピーカーがない状態でも正常に機能することが判明した。Appleのエンジニアがインピーダンス(抵抗値)の低下を検知したり、加速度センサーでスピーカーの振動を検知する仕組みを導入しているのではないかと予想されていたが、改造防止策は効果がなかった。iFixitはこの結果を「Appleの空振り(Swing and a miss)」と評している。……辛辣だなあ!

スピーカー音量は50%向上

改造防止策は機能しなかったものの、スピーカー自体は大幅に改良されている。Appleによると、第2世代AirTagは第1世代と比べて最大50%大きな音量を実現している。iFixitの分解により、内部のスピーカー構造が再設計されていることが確認された。

またBluetooth通信範囲も拡大しており、「正確な場所を見つける」機能(Precision Finding)は最大50%遠い距離から利用できるようになった。ただし、このアップグレードされた「正確な場所を見つける」機能を利用するには、iPhone 15以降のモデルが必要だ。これは第2世代AirTagに搭載されたApple独自のU2超広帯域チップによるもので、古いiPhoneを使用している場合、買い替えるメリットは薄いとiFixitは指摘している。

通信チップもアップグレード

内部構造をさらに掘り下げると、BluetoothとNFC機能のために、アップグレードされた「nRF52840」SoC(System on Chip)が搭載されていることが明らかになった。これにより、Bluetooth通信範囲の拡大が実現している。

外観や基本的な構造は第1世代とほぼ同じで、表面の文字が変わった以外、寸法や蓋のロック機構は第1世代と全く同じだ。ユーザー自身で交換可能なCR2032電池が引き続き採用されており、iFixitはこの点を高く評価している。

第2世代AirTagは2026年1月に発売された。AirTagは鍵やバッグなどに取り付けることで、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、iCloud.comの「探す」アプリで位置を追跡できる小型アクセサリだ。

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更新日2026年02月06日
執筆者g.O.R.i
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