AirTagをTim Cookに送りつけたYouTuber、Appleの”神対応”が話題に
「探す」ネットワークの強力さ、Appleの顧客意識の高さが際立つ企画
YouTubeチャンネル「MegaLag」が、AirTagをAppleのティム・クックCEO(Apple Park)、Teslaのイーロン・マスクCEO(SpaceX)、北朝鮮(ドイツ大使館および国営の映画祭)に送りつけるという企画を実行。2本の動画にわたって追跡結果を報告している。
Apple本社から送りつけたAirTagが手紙付きで返送
MegaLagは、フランクフルト・ドイツから企画の趣旨を説明した手紙付きでそれぞれの宛先に送付。配送会社(DHL)の配送状況を「探す」アプリ上に表示される位置情報と照らし合わせながら、荷物の位置情報を数週間に渡って監視したという。
イーロン・マスク氏に送ったAirTagは、SpaceX本社に到着したものの2週間半後にリサイクルセンターに移動させられ、生き途絶えた。北朝鮮を目指していたAirTagは、中国でストップ。新型コロナウイルスの影響により北朝鮮への配送は国によって禁止されていることが判明し、企画倒れとなった。
一方ティム・クック氏へ送ったAirTagは、Apple本社に6週間放置された後、MegaLagの元へ返送。AirTag本体だけではなく手紙も添えられており、内容は以下のとおり。
Apple AirTagのプロジェクトを共有してくれてありがとうございます。顧客の人生をより良くするための、AirTagのクリエイティブな活用方法について聞けることを光栄に思います。
想像できるとおり、クック氏は何百通もの手紙をあなたのような顧客から毎月送られています。残念ながらすべてにお答えすることはできませんが、世界中を旅したAirTagを引き続きお楽しみにください!
執筆者は、マイケルを名乗るティム・クック氏のアシスタント。手紙の中央には緑色のAppleロゴがあり、紙の四隅はLiquid Retinaディスプレイと同じく角丸になっている。
Appleから特別扱いを受けるようなYouTuberではないのにも関わらず、企画の趣旨を汲み取り手紙まで添えて送り返す姿勢には驚かずにはいられない。2本の動画(11〜14分)を確認してもらいたい。