Appleの「探す」アプリに新機能。紛失荷物の追跡が劇的に簡単に
主要航空会社15社以上が導入予定、旅行者の不安解消へ
Appleが「探す」アプリに革新的な新機能を追加した。iOS 18.2のベータ版で導入された「Share Item Location」は、紛失した荷物の追跡を劇的に簡単にする。
この機能により、ユーザーはAirTagや「探す」ネットワーク対応アクセサリの位置情報を、航空会社などの第三者と安全に共有できるようになる。iPhone、iPad、Macの「探す」アプリで生成されたリンクを通じて、受信者はインタラクティブなマップ上で荷物の位置をリアルタイムで確認可能だ。
特筆すべきは、エアリンガス、デルタ航空、ユナイテッド航空など、15以上の主要航空会社が今後数か月以内にこの機能を導入する予定だという点だ。ユナイテッド航空のデヴィッド・キンゼルマン氏は「2025年初旬にシステム全体でのサービス導入を目指している」と述べ、顧客サービスの向上に期待を寄せている。
プライバシーとセキュリティも万全だ。共有された位置情報は持ち物が戻ると自動的に無効化され、ユーザーはいつでも共有を停止できる。さらに、7日後には自動的に期限切れとなる仕組みも導入されている。
航空輸送テクノロジー大手SITAも、世界中の500以上の航空会社と2,800以上の空港で使用されている手荷物追跡システム「WorldTracer」に、この機能のサポートを組み込む予定だ。これにより、Share Item Locationの普及が加速する見込みだ。
この新機能は、旅行者の不安を大幅に軽減し、航空会社の顧客サービスを向上させる可能性を秘めている。今後、他の業界への展開も期待され、IoTデバイスの活用がさらに広がる可能性がある。
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