1,000枚以上の名刺をスキャンし、名刺アプリ「Eight」に移行完了
皆さんはこれまで交換してきた名刺をどのように管理しているだろうか。僕の場合、Facebook上で繋がる人は繋がり、その後、名刺ケースの中に保存することが多い。
つまり、一度SNS上で繋がって以降、見返す機会がほとんどなく、机の中のスペースを占有し続ける存在となってしまっていたのだ。2017年なのになんだかとてもアナログ。
そこで、名刺アプリ「Eight」を運営するSansanの本社にお邪魔し、僕の手元にある大量の名刺をスキャンしてもらったので、その様子を紹介する!
1,000枚以上の名刺を1時間半でデジタル化
僕がこの日持ってきた名刺は1,000枚以上。自分でも枚数をまともに数えたことがなかったので、その枚数の多さには正直驚いた。
スキャンしやすいように情報のある向きを整え、専用のスキャナーに入れる準備をする。
スキャナーはPFU製の「ScanSnap iX500 SansanEdition」。iPhoneで「Eight」の会員登録を済ませ、「Eight scan」アプリにログインしてスキャナーとWi-Fiで連携。
仕組みとしては、スキャナーでスキャンしたデータを、iPhoneでもスキャンすることができる「Eight scan」アプリに転送し、それらのデータが解析され、「Eight」に登録される、という流れ。
欲張りすぎると詰まるらしいが、一度に50枚ぐらいは余裕。今回試してみた結果、100枚弱はなんとか一度に読み込むことができることを確認。
読み込む際には一度スキャナーを閉じ、アプリとの接続を切断する必要がある。読み込みが完了し、「Eight」に転送されたことを確認してから再度接続作業が必要になる。一見面倒そうにも見えるが、慣れると意外とすんなり再接続してくれることに加え、読み込みで大幅な時間短縮になっていることを考えると文句を言うべきではない。むしろ、感謝!
こうして僕の手元にあった1,000枚以上の名刺の大多数はデジタル化され、置き場所に困っていた名刺入れは机の中ではなく、クローゼットの中に移動させることが可能になった。
「Eight」のアプリ内はどうなっているかというと、各個人がデジタル化した名刺をデータベースとしたビジネスSNSになっている。自分の最近の仕事にまつわる近況報告が多く、今の段階では「ビジネスユース」という曖昧な定義の範囲内で使わているような空気感はある。
SNSとしての是非はさておき、少なくとも眠っていた名刺が実在する人としてデジタル化されることはとてもいいことだ。「あの人何してるんだろう」という方の近況も見ることができ、とても満足している。
ところで、今回はSansanの広報担当の方に案内してもらい、名刺の読み込みまでやっていただいたが、自分で手元にある名刺をデジタル化するとなると、スキャナーを買うのはさすがにハードルが高い。とは言え、アプリで1枚ずつ読み込むのも面倒だ。
実は、自分で手軽にいつでも名刺をスキャンできるよう、コワーキングスペースやカフェ、AppBank Storeやドコモショップなどに「ScanSnap iX500 SansanEdition」が置かれている。利用するには施設利用料のみとなっていて、スキャナーそのものの利用料は無料。操作マニュアルも用意されているので、手元にある名刺を持ち込み、1時間少々掛けて一気にデジタル化するのもいいのではないだろうか。
設置場所はこのページから調べることができるので、興味がある人はチェックしてみるべし!