「MarsEdit 4」、正式リリース!7年ぶりのアップデート
多くのブロガーやWordPressで構築されたウェブメディア運営者が愛用する「MarsEdit」が7年ぶりのメジャーアップデートが実施され、「MarsEdit 4」として登場した。
アプリのダウンロード自体は無料となっているが、14日間の無料トライアル後、使い続けるためには49.99ドル(6,000円)のライセンス費用が必要となる。幸いにも「MarsEdit 3」を購入した人は、半額となる24.99ドル(3,000円)で最新バージョンに買い換えることができる。
環境の移行は比較的簡単だが、念のためチェックしよう
早速本記事を「MarsEdit 4」で書いているのだが、僕の場合はワンクリックで「MarsEdit」から環境を移行することができず、下記のようなエラーが表示されてしまった。
サポートに問い合わせたところ、送信失敗したのではないかと思えるほどのスピードで返信をもらい、Dropbox経由で環境を同期していることに問題がある可能性を指摘。結局、「MarsEdit 3」の「Application Support」の中身をごっそりコピペした結果、設定してあったショートカットキーなどは無事移行することができた。
ただし、ブログそのものの設定は引き継がれず、「MarsEdit 3」の環境設定を開きながらコピペで対応。プレビューテンプレートおよび投稿時の初期設定も残らず、通常は下書きで投稿するはずの記事がそのまま本番に反映されていて焦った。移行する場合、これまでの環境と一致しているかしっかりと確認することをオススメする。
記事の更新が遅い、と感じた場合は初期設定ですべての記事をダウンロードする設定になっていないか、確認してみましょう。僕の場合、これが有効になっていたため、「MarsEdit 4」がほぼフリーズ状態になってしまった。
意外と困ったのは「more」タグの分割線が非表示になったこと。WordPressの管理画面と同じような仕様になったので慣れれば問題ないが、点線があることに慣れていたので表示そのものがなくなったことに動揺した。
最新バージョンでは点線ではなく、「more」タグ自体が挿入される仕組みになっている。
「MarsEdit 4」は「macOS Sierra」以上で動作し、macOSのデザインに最適化されている。見た目も以前よりクリーンになり、アプリアイコンも”今風”になった点は素敵だ。
アイキャッチ画像のしてもアプリ内から実施可能になったことから、プレビューをメディアのデザインに最適化しておけば、MarsEditからポンポンと記事を投稿することができる。僕は必ずブラウザ上で見るけどね。
ただ、いまのところ「MarsEdit 3」から絶対に買い換えるべき、と言えるほどの進化をしているかというと、それほど感じられていない。将来的には旧バージョンのサポートが終了することも十分考えられるが、それまでは今の「MarsEdit 3」で困っていない人は無理にアップデートをしなくても良いかもしれない。