君にはガッカリしたよ!ドコモSIMをAndroidからガラケーに戻した理由
【img via FOMA SIM in PWR by dh】
12月25日から3ヶ月間弱、Regza Phoneを使っていたのだが、とうとうRegza Phoneを捨て、F-01Aを戻すことに決めた。捨てたと言っても、ガラケーと違ってWi-Fiで運用可能なので引き続き手元には置いてあるが、docomoのSIMは抜くことにした。理由はいたって簡単。
ガラケーとしてF-01Aに勝ることもないから
詳しくはスマートフォンとして求めていた機能とガラケーとして求めていた機能で分けて書いておく。
スマフォとしてのRegza Phoneに期待したこと
ドコモ回線ならではの安定した高速通信速度
僕は、何よりもRegza Phoneに安定した、かつ、高速な通信速度を求めていた。iPhoneの最大の欠点は、言うまでもなく、貧弱なソフトバンク回線である。通信出来ない3G端末は持ち運ぶ上でただのお荷物にしかならないので、その点を補ってもらうつもりでいた。実際、両者の通信速度を比べてみたところ、圧倒的にRegza Phoneの方が速かった。
ただ、速いことは間違いないが、それを台無しにしてしまうぐらい端末の処理速度が遅かったり、アプリが安定しなかったり、インフラを活かす以前の問題がありすぎて、有難味を感じられることはなかった。
4.0インチの広い画面での快適なブラウジング
iPhone 4では問題なく快適にブラウジング出来ているのだが、それに通信速度が加わればサクサクブラウジング出来るとばかり僕は思っていた。特に必要としていないがFlashも見れるし、何よりもiPhone 4よりも若干大きい4.0インチのディスプレイなので、iPhoneよりさらに快適にブラウジングが出来るはずだと、信じていた。
残念ながら、世の中はそんなに甘くなかった。Androidのブラウザはどれをとっても使いづらい。それは、ブラウザそのものに問題があるというよりは、AndroidのOSそのものが最適化されていないように見受けられる。特に、ダブルタップしても思ったところに遷移しない点や、タップしても違うリンクが押されてしまう点などは極めてストレスフルである。読み込み速度は速かったが、そこから先のユーザーエクスペリエンスは最悪だったので、これであればiPhoneで読み込みを待った方が間違いなく快適だと思った。
ガラケーとしてのRegza Phoneに期待したこと
今まで通りiモードメールの使用
当然元々ガラケーから乗り換えたので、ガラケーとしての機能を持ち合わせていることは僕にとってスマートフォンとしての機能よりよりも大事だった。中でも余計な手間を掛けずにiモードメールをそのまま使えることには魅力を感じていた。プライベートはもちろん、仕事でも使っているアドレスを変更しなくて済むのは便利だ。
だが、それを可能にしてくれるはずのSPモードは正直言って最悪だった。最悪と言っても言い足りなくぐらい最悪だった。反応が遅く、フォルダを開くのに永遠と時間がかかる上に、今でこそ改善されたがWi-Fi接続をしていると使えない仕様になっていた。
直ぐ様非公式のiモードメールアプリ「IMoNi」に切り替え、今度はメールを打つところまでいける、と思っていたら、次は端末の文字入力の精度と使い勝手が低すぎて、使う気が失せてしまった。ATOKもSimejiもOpenWnnも使ってみたが、ATOKはとにかくボタンが多すぎて見づらく、SimejiはSocial IMEをOFFにする機能がない。OpenWnnは一番使い勝手がよかったが、なぜか突然入力出来なくなることが頻繁にあった。一番使い機能であろう文字入力がまともに使えないのでは、メールを使う上で致命的すぎた。
ただ、IMoNiは本当に出来の素晴らしいアプリだった。SPモードは、もしrootを取る機会があれば、一番最初に端末から消すべきアプリだと思う。
電池持ちのいいサブケータイ
一部の友達にはiPhoneをメインの連絡先として教えていたのだが、ドコモも普段から持ち歩いていたので、特に一本化する必要も感じていなかった。だが、上のiモードメールの一件があってからは強制的にiPhoneに一本化することを決め、Regza Phoneはあくまでも緊急連絡先と仕事用のサブケータイという位置づけに変わった。
上記の役目を満たすためには大前提として、長時間放置していても電池が持ってくれる必要がある。Regza Phoneは、残念ながらまるで電池が持たない。正確に電池テストをしたわけではないが、日常生活レベルで使用したiPhone 4と、殆ど触らずに使用したRegza Phoneの電池持ちは大体同じぐらいだった。プッシュ通知や同期を最小限にした状態でこの結果だったのだから、もうどうしようもないのだろう。
ちなみに、F-01Aは、iPhoneの電池容量の半分近くしか無いのにも関わらず大体平日5日間は持ってくれていた。すごいよ、ガラケー。
モバイル決済サービスの利用
最近iPhone 4用には直接ステッカーを貼ればEdy含め、3種類のモバイル決済サービスが利用出来るようになったが、基本的にはiPhoneでは国内モバイル決済サービスはまだ使用出来ない。その点、Regza PhoneはFelicaチップを搭載していたので、ガラケーが無くなってもいずれかは使える様になると思っていた。EdyやiDが先月開始したように、サービス側の準備が整えば今まで使っていたサービスが利用出来るようになるはず。
だが、当然これらは元々ガラケーで使えるサービスであり、ガラケーを使っていれば良いだけの話。EdyやiDは対応したものの、モバイルSuicaはまだ掛かりそうなので、僕の場合は上に書いてきたようなストレスフルな操作を我慢するぐらいだったら、いっそのことガラケーに戻してしまった方が良いと判断した。世間のAndroidユーザーがモバイルSuicaの対応を待ちわびているかもしれないが、僕は今この瞬間から使える。
僕がRegza Phoneを契約した理由は、今年一年で普及するであろうAndroidを、個人端末として使わないのはモバイルマンとして失格だと思い、買ってみた。買った日から毎日右のポケットにiPhone 4、左ポケットにはRegza Phoneを入れて生活していた。
結果的に色んなことを試すことが出来た。過去にRegza Phoneに書いた記事はこちら。
- Regza Phone (T-01C)を買った!
- Regza Phoneの赤外線と、Android 2.1のメール本文コピーについて
- SPモードメールは使うな、IMoNiを使え
- Regza PhoneにTask Killer入れてサクサク
- doubleTwistでRegza Phoneに音楽を同期してみた
- Regza PhoneとiPhone 4の通信速度を比べてみた
- Regza Phone(T-01C)でrootを取る方法
- Regza Phone(T-01C)に入れたroot必須アプリ
- Regza Phone(T-01C)とテザリングについてまとめた
- Regza Phoneを買わずに、iPhoneを買うべき6の理由
ただ、実際使ってみてわかったのはAndroidはまだまだ発展途上の端末であり、現段階でAndroidに乗り換えるということは、未整備の土地に飛び込むのと等しい。キャリアとの連携も取れておらず、サービスもこれから順次対応していくような状況である。僕はひとまずF-01Aに戻してRegza Phoneはデスクの上に置いておくことにする。もちろん、この先Androidに関するポストも書くだろうし、毎日のように触るつもりでいる。単に現段階では僕にとってまだ実用的ではないのでSIMを一旦ガラケーに戻す、というだけである。
OSが2.2にアップデートされたらもう一度SIMを入れ替えることも考えるが、それまではWi-Fi運用にしておこうと思う。
sushiboy69さん>
はじめまして!カメラもちょっと期待はずれですよね。。。なんかスマートフォンとしての魅力が無いんです、Regza Phone。かといってガラケーとしての機能はまだまだ未完成だし。。。しばらくは様子見ですね。
初めまして、自分もまったく同じ意見です。REGZA PHONEにはガッカリです。現在使ってるんですけど、そろそろ限界!Iphoneには当然負けると思ってましたけど、さすがにこれほど酷いとは思ってませんでした。特にカメラ。HD動画撮影の汚さ。IpodTouchにも負けてますね。