Apple、自社製5Gモデムチップの開発を中止か
自社製チップの開発は難航、Qualcommへの使用料支払いは今後も続きそうだ
Appleは、自社製5Gモデムチップの開発を中止した可能性がある。過去にApple情報を正確に予測した実績を持つ韓国のNaver Blogユーザー「yeux1122」によると、度重なる挑戦は失敗に終わっているという。別のリーカーも、日本のサプライチェーンから同様の情報を入手していたと報告している。
For reference, I previously obtained this information from a Japanese source. https://t.co/t7FWeB9pn0
— Revegnus (@Tech_Reve) 2023年11月29日
Appleの5Gチップは当初2024年発表を計画していたが見送り、2025年発表を目指すと噂されていた。今年の「iPhone 15」シリーズや2024年の「iPhone 16」シリーズは引き続きQualcomm製の5Gモデムチップを搭載するが、iPhone SE(第4世代)や2025年の「iPhone 17」シリーズ自社製の5Gモデムチップを採用すると見られていたが、実現しない可能性が高そうだ。
5Gチップの開発は難航していた。開発されていたバージョンの1つはミリ波に対応せず、Intelから引き継いだコードの一部で問題に遭遇しており、書き換えを必要としていた。新機能を追加すれば既存機能が動作しなくなるなどのトラブルや、Qualcommの特許侵害を回避する必要があった。
自社製チップの開発にこだわっていた理由は、Qualcommに支払い使用料を節約したかっただろう。AppleとQualcommは2019年4月に和解。Appleは45億ドル以上の和解金を支払ったとされている。
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