iPhone 17の噂:全モデルが最大120Hzディスプレイ対応か
通常モデルも1Hzから120Hzまでの可変リフレッシュレートに対応する可能性アリ
2025年の新型iPhone(iPhone 17シリーズ)は、全機種が最大120Hzの可変式リフレッシュレートを可能にする「ProMotionテクノロジー」をサポートする可能性がある。ディスプレイ関連サプライチェーン調査会社のCEOを務めるRoss Young氏がApple情報サイトMacRumorsを通じて明らかにした。
Phone 17シリーズは、過去数年間とは異なるラインアップになると噂されている。大幅に薄型化したデザインを採用した、iPhone 17とiPhone 17 Proの中間に位置する「Air」モデルが登場するという。ターゲットは、通常モデルよりも洗練されたデザインを求めるが、Proモデルほどの性能やカメラは必要としないユーザーだ。
ProMotionをサポートすることで、最大120Hzの滑らかなアニメーションや動作が体感できるようになる。さらに、最小1Hzのリフレッシュレートにも対応することで、標準モデルでもスタンバイモードが利用可能になる。iPhone 16とiPhone 16 Plusは60Hzディスプレイを搭載している。
Appleは近年、Proモデルにはプロユースを想定した本格的な機能を搭載する一方で、通常モデルは従来Proモデルに限定していた機能を採用する傾向にある。iPhone 16シリーズは通常モデルにアクションボタンが搭載され、カメラコントロールは全4機種共通の仕様となった。
競合のGoogleは廉価モデルと位置づけているPixel 8aでも最大120Hzのディスプレイを搭載しており、5万円以上安く販売している。
高リフレッシュレートディスプレイの搭載について、意見は様々だ。「2024年なのに未だに60Hzディスプレイを採用しているなんて時代遅れだ」と主張する人もいれば、「高リフレッシュレートなんて普通の人は気付かない」という人もいる。
僕は60Hzと120Hzを見分ける自信はなく、60Hzディスプレイに不満を持つ人の多くは「払った金額に対して得られるスペックが費用対効果のバランスが悪い」と感じており、他社が低価格の端末で実現できることを実現しないことに憤りを感じているようだ。具体的には、他社製品と比較して、価格に見合う性能が提供されていないと感じているのだろう。
しかし実際のターゲットユーザーは60Hzと120Hzの違いを見分けられないどころか、リフレッシュレートに関心がないような人たちだ。
ではなぜAppleは来年のiPhoneに、高リフレッシュレートディスプレイを全機種に対応するのか。
これは来年の前半に登場すると噂のiPhone SE 4が関係していると予想している。iPhone SE 4は6.1インチ有機ELディスプレイ、Face ID、USB-Cポートなどを搭載し、デザインを一新するとの噂。iPhone 16シリーズと同じA18チップ、6GBまたは8GBのLPDDR5メモリ、アルミニウムシャーシ、4,800万画素の高性能カメラを搭載するなど、”廉価版”とは言えないほど充実したスペックが予想されている。
コストを抑えつつ、iPhone 17シリーズとの差別化を図るため、AppleはiPhone SE 4に60Hzディスプレイを搭載するだろう。Appleにとって9月に発売する新型iPhoneは、全機種がフラグシップモデルとの位置づけだ。iPhone SE 4のスペック底上げに伴い、来年のiPhone 17シリーズもスペックが底上げされることは間違いないだろう。