iPad miniの終焉?!5.5インチ型の「iPhone 6」、ランドスケープモード(横向き)でiPadのようなUIに?!
【img via 9to5Mac】
「iPhone 6」の4.7インチモデルは現行のiPhone用の画面が拡大したようなUIになると予想されるが、5.5インチに関しては挙動が多少異なるようだ!
デベロッパーSteven Troughton-SmithさんがiOSシミュレーターを736✕414ポイント(@2xだと1,472✕828、@3xだと2,178✕2,208)で動作させた場合、ランドスケープモードにした時にiPadのようなUIに切り替わることが明らかになった!
iPadのようなUI?!5.5インチモデルの位置づけは何?!
以下のスクリーンショットは5.5インチディスプレイを想定したディスプレイ解像度をiOSシミュレーターで再現し、連絡先アプリをランドスケープモードで表示したところ。やはりiPadを横向きに傾けた時の表示と同じだ。
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「Game Center」アプリでも以下の様なUIに切り替わることが確認されている。
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今のところ他のアプリはランドスケープモードにしてもiPadのようなUIにならないが、明日の発表イベント後に5.5インチモデルにおけるランドスケープモードを解放してもおかしくない。ただし、これを対応するとなれば、開発者にとって大きな工数が発生しそうな予感。プロデューサーやディレクターは要注意だ。
5.5インチモデルはiPad miniの代わりになる?
さて、5.5インチはiPadのようなUIを採用する、というのは一体何を意味するのだろうか。先日伝えた通り、「iPad Air」は「A8」チップやアンチグレアディスプレイを搭載するなど近々アップデートされると言われているが、iPad miniは「Touch ID」を搭載する程度に留まると言われている。
これはあくまでも僕の勝手な予想ではあるが、iPad miniがアップデートされないのは「iPhone 6」の5.5インチモデルが登場するからなのではないだろうか。つまり、5.5インチモデルはiPad miniの代わりになるのではないか、と。
iPad miniはの携帯性は「iPad Air」に比べれば携帯性は高いが、iPhoneに比べたらiPhoneの方がポケットに収まる分、便利で持ち運びがし易い。性能面においてもベンチマークスコアは「iPhone 5s」とは同程度、「iPad Air」には劣る結果となっている。
このことから、iPad miniは非常に中途半端な存在であると言える。
売上も落ち込み気味のiPadシリーズだが、立て直すためには選択と集中が必要だ。僕が思うに、iPadに期待されているのはMacBook以上の携帯性とそれ相応の性能。メモリを2GB搭載しさらに薄くなると言われている9.7インチモデル、そしてビジネス向けに以前から噂されている12.9インチモデルはこの流れに沿っているとも捉えられる。
さらに今回、5.5インチモデルをランドスケープモードにした時にiPadの表示になるということは、ユーザーがiPhoneのような携帯性を持ち合わせながら横向きではiPadのような操作性を楽しむことができることを意味する。電池容量2,915mAhはiPad miniの6,471mAhに比べれば少ないが、電池持ちがよく大画面をいつでもどこでも楽しめるという需要には確実に応えるデバイスであると言える。
iPad miniはすぐにはなくならないかもしれない。新型「iPad Air」と共に発表されても不思議ではない。ただ、5.5インチモデルが本当に登場するとすれば、iPad miniの立場は危うくなるような気がしてならない。
(via 9to5Mac)