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iOS 18.5でiPhone 13シリーズも衛星通信に対応!日本(au)ユーザーでも使える?

iPhone 13シリーズ全モデルがau Starlink Directと連携する見通し。山間部や海上でもメッセージ送受信が可能に

Iphone13series apple hands on 2

Appleが来週リリース予定のiOS 18.5アップデートで、iPhone 13シリーズ全モデルに通信事業者提供の衛星通信機能を追加することが明らかになった。これまでiPhone 14以降の機種でしか利用できなかった衛星通信が、iPhone 13iPhone 13 miniiPhone 13 ProiPhone 13 Pro Maxでも利用可能になる。

iOS 18.5で追加される衛星通信機能

今回のアップデートで追加されるのは「通信事業者が提供する衛星通信機能」であり、AppleがGlobalstarと提携して提供している独自の衛星通信機能(緊急SOS等)ではない点に注意が必要だ。Appleの独自衛星通信機能はiPhone 14以降に搭載されている専用ハードウェアが必要なため、iPhone 13シリーズでは利用できない

MacRumorsによると、iOS 18.5のリリースノートには「iPhone 13(全モデル)で通信事業者が提供する衛星機能がサポートされる」と明記されている。このアップデートにより、iPhone 13ユーザーも圏外エリアでの通信手段を確保できるようになる。

日本での利用状況

日本では、KDDIが2025年4月10日より「au Starlink Direct」という衛星とauスマートフォンの直接通信サービスの提供を開始している。このサービスはauの周波数を活用してStarlink衛星とつながり、空が見える場所であれば圏外でもどこでも通信ができる日本初のサービスだ。

現在(2025年4月時点)、au Starlink DirectはiPhone 14シリーズ以降の機種をサポートしているが、iOS 18.5へのアップデート後はiPhone 13シリーズでも利用可能になることが期待される。

利用条件と制限事項

日本でiPhone 13を使って衛星通信を利用するには、以下の条件がある:

  • iOS 18.5へのアップデートが必要
  • auの契約者である必要がある(2025年4月時点ではUQモバイルやpovo、他社ユーザーは利用不可)
  • 空が見える屋外環境が必要(山間部や海上など、圏外のエリアで利用可能)

また、衛星通信で利用できるのは主にテキストメッセージの送受信、緊急速報メールの受信、位置情報の共有などの基本的な機能に限られている。大容量データの送受信やビデオ通話などは現時点では対応していない

料金と今後の展開

au Starlink Directは「当面無料」とされているが、将来的に有料化される可能性がある。KDDIの新社長である松田浩路氏は「安心につながるサービスだと思う。まずはauのお客さまへ、広く使っていただきたいという思いを込め、当面無料としました」とコメントしている。

UQモバイルやpovoでの利用については「検討していく」とのことで、今後対応キャリアが拡大する可能性もある。他の通信事業者も同様のサービスを検討している可能性があり、今後の動向が注目される。

まとめ

iOS 18.5のアップデートにより、iPhone 13シリーズも通信事業者が提供する衛星通信サービスに対応するようになる。日本では現時点でauのau Starlink Directサービスが利用可能であり、iOS 18.5リリース後はiPhone 13シリーズでも利用できる見込みだ。

この機能は山間部や海上などの圏外エリアで通信を確保するための重要な進化と言える。特に災害時や緊急時の連絡手段として、多くのユーザーにとって安心感をもたらすサービスになるだろう。

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執筆者g.O.R.i
コメント(1件)

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  1. 新社会人(コメントID:705757)

    Apple Walletにマイナンバーカードを入れられる機能も来週のiOS 18.5で来ますかね。

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